
グーグルは4月30日(現地時間)、公式ブログを通じて人工知能サービス「ジェミナイ(Gemini)」にAI基盤のイメージ編集機能を導入したと発表しました。iPhoneおよびAndroidアプリの両方で利用可能で、文章を入力するだけで誰でも簡単に写真を変えることができます。
これまでは「AIスタジオ(AI Studio)」という別のプラットフォームでのみ提供されていましたが、今後はジェミナイアプリでも直接活用できるようになりました。ユーザーは写真をアプリにアップロードし、「髪を金髪に変えて」、「背景を夜空に変えて」といった文章を入力すると、背景、色、人物の表情まで自動で編集されます。
この機能は複雑なツールを使用せずにAIがイメージの色調、照明、感情表現など細部の要素まで自動で調整することが特徴です。編集可能な最大サイズは1024×1024で、より大きなイメージは外部ツールで拡張できます。
編集は単一の命令ではなく、会話の流れを記憶して累積的に進行します。ユーザーが一度指示した内容に基づき、以降の編集も自然に続きます。
編集されたイメージには、グーグル ディープマインド(DeepMind)が開発したデジタル透かし技術「シンスID(SynthID)」が自動で挿入されます。肉眼では見えませんが、AIが作成したイメージであることを追跡できるようにピクセルに情報を埋め込みます。切り取り、フィルター、圧縮を経ても削除されず、特殊なツールで検出できます。
グーグルは今回の機能を45言語で順次提供し、韓国語も含まれています。国内のユーザーもまもなくジェミナイアプリでこの機能を利用できる見通しです。
グーグルは「複雑な技術なしに誰でも簡単に写真を作成して修正できるツールになるでしょう」と述べています。