iPhone値上げへ… ティム・クック「値上げ不可避」、メモリー4倍が原因
AIデータセンターがメモリーを吸い上げ、DRAMとNANDの価格は1年で4倍に 9月のiPhone18から値上げの見通し、Proの開始価格は200ドル上昇する可能性も [要点まとめ] ▶ ティム・クックApple CEOは17日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「価格引き上げは避けられない」と述べ、iPhoneなど製品価格の値上げを予告した。背景にはメモリー半導体価格の急騰がある。 ▶ DRAMとNANDフラッシュの価格は昨年以降、約4倍に跳ね上がった。Google、マイクロソフト、メタ、アマゾンなどのビッグテックがAIデータセンター投資を急拡大し、メモリーを大量に確保する一方、メーカーはAIサーバー向けメモリー生産に注力しているためだ。 ▶ 9月に公開予定の折りたたみiPhoneとiPhone18から価格が上がる見通しだ。市場調査会社の推計では、iPhone18 Proの開始価格は現在より200ドル(約3万円)高い1299ドル(約19万6000円)に達する可能性がある。 ▶ クック氏はこの状況を「100年に一度の洪水」に例えた。AI機能を搭載するにはメモリーをさらに使う必要があり、価格上昇と搭載量増加という二重の負担が重なっている。 Apple CEOのティム・クック氏は17日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「価格引き上げは避けられない」と述べ、iPhoneなど製品価格の値上げを予告した。原因はメモリー半導体価格の急騰だ。(写真=Apple) iPhoneの価格が上がる。部品価格の上昇をできるかぎり吸収してきたAppleが、ついに消費者価格を引き上げる方向へ舵を切った。 ティム・クックApple最高経営責任者(CEO)は17日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「価格引き上げは避けられない」と明らかにした。クック氏は「コスト増を抑え、消費者を守ろうと努力してきたが、もはや対応しきれない水準に達した」と述べた。値上げの時期や幅、対象製品については言及しなかった。9月にCEOの座をジョン・ターナス氏に譲るクック氏が、退任直前に値上げを公式化した格好だ。 ◆ AIが「吸い上げた」メモリー、1年で4倍に急騰 価格を押し上げた主役はメモリー半導体だ。データを一時的に保存するDRAMと、長期保存用のNANDフラッシュの価格は、昨年以降およそ4倍に跳ね上がった。 原因は人工知能だ。Google、マイクロソフト、メタ、アマゾンといったビッグテックがAIデータセンターに巨額投資を行い、メモリーを大量調達している。メモリー各社は利益率の高いAIサーバー向け高帯域幅メモリー(HBM)の生産にラインを振り向け、スマートフォンなど消費者向け機器に使うメモリーは後回しになった。需要は爆発的に増える一方、供給は細っている。 クック氏はこの状況を「100年に一度の洪水」にたとえた。氏は「40年以上にわたりITサプライチェーンに携わってきたが、どの分野でもこれほどの価格高騰と供給不足は見たことがない」と語った。逆説的ではあるが、この好況はメモリーを生産するサムスン電子とSKハイニックスのような韓国企業に大きな業績機会をもたらしている。 ◆ iPhone18 Pro、200ドル高くなる見通し ...
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