【害虫】ソウル市、”ラブバグ”9,296件の被害…環境に優しい防除対策を積極的に推進

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By Global Team

ソウル市は東洋ハルサギや赤い背中を持つウヨタンラーリなどの流行性の生活不快昆虫が大量発生し、市民の不便を解消するため、薬品を使用しない環境に優しい防除を積極的に推進していると18日に明らかにしました。

昨年、ソウル市内の東洋ハルサギ関連の民間訴状は240件でしたが、赤い背中を持つウヨタンラーリについては9,296件の民間訴状が発生し、2023年(4,418件)に比べて2倍以上増加しました。市は繰り返される昆虫の大量発生に対応するため、関連条例を制定し、共同対応戦略シンポジウムを開催するなど対応体制を強化してきました。

市は発生監視、非化学的防除、教育広報、協力体制の構築を中心にした環境に優しい戦略を導入し、昆虫の個体数を調整しています。自治体の保健所は毎日民間訴状の状況を監視し、即座に対応しており、現場対応と試行事業も並行しています。

ソンドン区トゥクド市場には青色光を除去した照明が設置され、ヨンド橋漢江水面上には浮遊式トラップが運営中です。国立生物資源館の研究によれば、青色光除去照明の誘引低減効果は約80%に達します。

北漢山国立公園に設置された突発害虫大量発生案内表示板
北漢山国立公園に設置された突発害虫大量発生案内表示板

赤い背中を持つウヨタンラーリの大量発生が予想される6月末からは、ウノン区の白蓮山一帯に光源・誘引剤捕集器が運用される予定です。該当昆虫は2022年から西北権を中心に持続的に大量発生しています。

ラブバグ試行事業(光源捕集器設置の様子)
ラブバグ試行事業(光源捕集器設置の様子)

ソウル市は環境部と自治体保健所などの関連機関と協力体制を構築し、試行事業を基に昆虫管理方策を用意中です。市民の理解度を高めるための昆虫案内映像も制作・配布中です。

このような努力の結果、今年6月16日を基準に東洋ハルサギの民間訴件数は37件で、前年に比べて大幅に減少しました。

キム・テヒソウル市市民健康局長は「ソウル市は非化学的方法で流行性昆虫を管理し、市民の不便を減らしていきます」と述べ、「映像コンテンツを通じて市民の対応力を高め、人と昆虫が共存する生活環境を構築したい」と語りました。

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