文化体育観光部(長官チェ・フィヨン)と国立国語院が、我が国社会で使用されている12の外国語を、国民が理解しやすい韓国語に翻訳しました。この決定は、公用語の難解な外国語表現を減らし、誰もが日常生活の中で分かりやすくコミュニケーションがとれるようにするための措置です。
文体部と国語院は、10月に国語審議会の国語純化分科委員会の審議・決議を経て、「アライアンス」、「アクセラレーティング/アクセラレーター」、「ハンズオン」などの外国語をそれぞれ「協力体」、「創業成長支援/創業成長支援機関」、「直接体験(型)」として使うことにしました。

今回の代替語は、メディア界、学界、若年層が参加した「新語の集まり」で草案が作られ、15歳以上の3,000名の国民を対象にした受容度調査を経て確定されました。調査結果、回答者の75.5%が「アライアンス」や「アクセラレーター」などを我が国語に変える必要があると答えました。
「アライアンス」は、団体や企業間の戦略的提携関係を意味する用語で、これを「協力体」と純化しました。「アクセラレーティング」は、創業企業や予備創業者を支援する過程を、「アクセラレーター」はそのような支援を提供する機関をさし、それぞれ「創業成長支援」と「創業成長支援機関」に変更されました。
創業および職務教育分野で頻繁に使用される「ハンズオン」や「インキュベーティング/インキュベーター」も我が国語に置き換えられました。「ハンズオン」は、実習を通じて学ぶ方式を意味して「直接体験(型)」に、「インキュベーティング」は「創業初期支援」、「インキュベーター」は「創業基盤支援機関」と純化しました。このように文体部は、単語ごとに複数の代替語を提示し、様々な状況で自然に使用できるようにしました。
文体部と国語院は、今後も公用語の容易な表現の定着を図るため、国民生活に密接した外国語を持続的に検討・代替する方針です。さらに、純化した我が国語をSNSなどオンラインチャネルを通じて国民に積極的に知らせ、メディアと公共機関での使用を拡散させる計画です。
文体部の関係者は、「日常と行政言語で難解な外国語を我が国語に変えることは、単純な翻訳を超えて国民と政府が正確にコミュニケーションを図るための基本」とし「国民が直接共感できる言語環境を作るために持続的に努力する」と述べました。