ソウル・潜水橋が歩行者天国に!5月〜6月にわたる「トボクトボク祭り」開催

Photo of author

By Global Team

ソウル市は5月4日から6月22日まで、毎週日曜日に全8回にわたり「2025年 車のない潜水橋 トボクトボク祭り(뚜벅뚜벅축제)」を開催する。会場は盤浦(バンポ)漢江公園と潜水橋の全区間。歩行者専用の空間として、一部区間に限定されていたこれまでと異なり、今年は北端まで範囲が拡大される。

今年のテーマは「二本の足で描くロマンチックな散歩」。期間中は週替わりでさまざまなプログラムが展開される。

◆ 子どもの日を祝うオープニング(5月4日)
初日は「仮面パレード」で幕を開ける。市民は手作りの仮面をかぶり、マーチングバンドやダンスチーム、ピエロ、人気キャラクターたちとともに潜水橋を練り歩く。ソウル市は体験用の仮面1,000個を用意し、誰でも行列に参加できるようにしている。

◆ “何もしない”を楽しむ(5月11日)
午後4時からは話題の「漢江ボーッとする大会」、続いて40分間の「漢江マインドフルネス瞑想」も実施。忙しい日常から解放される時間を提供する。

◆ 伝統文化の日(5月18日)
「落花の火遊び(낙화놀이)」と韓国民謡「チョンソンアリラン」の公演を中心に、夜にはいかだのパフォーマンスが漢江の水面を彩る。

◆ 橋の上でフェンシング(6月1日)
「フェンシング・オン・ザ・ブリッジ」ではソウル市の代表チームによる模範試合のほか、市民の体験機会も用意。

◆ 国楽と心の癒し(6月8日)
国立国楽院と協力した「国楽瞑想」は、伝統音楽とマインドケアを融合。心理専門家によるレクチャー・コンサート形式で心のリフレッシュを図る。

◆ サンセットヨガと“ドガ”体験(6月15日)
日没を背に楽しむ「サンセットヨガ」。今年は愛犬と一緒に行う“ドガ(Dog+ヨガ)”も実施。

◆ グランドフィナーレ(6月22日)
最後は「HAPPYEND」をスローガンに、韓国海軍軍楽隊や人気バンドのコンサートで華やかに締めくくられる。

◆ 毎週楽しめる常設プログラム
ピクニックゾーン、サイレント水辺エリア、サンセットエリア、フォトスポット「カラフル潜水橋」などが登場。フードトラック30台がリユース容器を使用し、売上の一部はユニセフ韓国委員会に寄付される予定。

話題の“サイレントDJパーティ”も計5回開催。無線ヘッドホンを着用し、月光レインボー噴水前で静かに音楽を楽しむという新感覚イベントだ。

当日は午前11時から午後11時まで車両通行が制限され、14箇所の交差点には70人の誘導スタッフが配置される。市は盤浦漢江公園の駐車場混雑を避けるため、大衆交通の利用を呼びかけている。

未来漢江本部のパク・ジニョン本部長は「文化と余暇を市民と共に楽しむために企画した」とし、「初夏の漢江の風情を潜水橋の上でゆっくりと感じてほしい」と語った。

Leave a Comment