ソウル市、マツ材線虫病対策のため遺伝子診断キット活用に関する実務研修を実施

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By Global Team

山林庁国立山林科学院は6月26日、ソウル市自然生態科と協力して、ソウル市の病害虫防除担当公務員を対象に、マツ材線虫病の遺伝子診断キット活用実務教育を実施しました。

今回の教育は、専門機関を中心とする従来の方式から脱却し、地方自治体の実務者が直接診断できるように範囲を拡大したもので、ソウル市が全国で初めてこの教育を受けた地方自治体です。現場対応力と防除能力の強化を図るための措置です。

ソウル市では2007年にノウォン区で初めてマツ材線虫病が発生し、2015年と2016年にはヨンサン区とジュンラング区でも追加の事例が発生しました。その後、清浄地域に転換されましたが、2023年にソチョ区、2024年にノウォン区で再び発生し、精密な監察の重要性が高まりました。

診断キット写真
診断キット写真

教育に使用された診断キットは、国立山林科学院と株式会社コサイエンスが共同開発したものです。このキットは試料からマツ材線虫の有無を約30分以内で確認することができ、94%以上の正確度と1匹のマツ材線虫DNAまで検出できる高感度技術を備えています。

国立山林科学院のソン・ジョンア研究者は、「マツ材線虫病遺伝子診断キットの現場活用を通じて、監察と防除が迅速に行われ、被害の拡散を防ぐことができる」と述べ、「ソウル市が早急に清浄地域に転換されるよう、持続的に協力する」と明らかにしました。

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