ソウル市、若者の心の健康支援から人生設計まで サポートの拡大

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By Global Team

ソウル市は、若者の心の健康支援事業を単なる心理相談のサポートから、個人の人生を設計する実質的な変化を支える体制に全面的に改編します。

若者の心の健康支援事業は、2020年に開始された後、2022年には科学的診断に基づく相談に高度化され、今年は相談と連携した政策支援を通じて、参加者が直接変化を設計し実現する構造に拡張されます。

参加する若者は、相談の開始段階で「変化したい私の姿」を設定し、相談の全過程をこの目標の実現を中心に進めます。目標は、情緒健康、自己管理、社会関係、職業達成など9つの領域で構成されており、これは実際の参加者の悩みのタイプと市の若年者政策分析に基づいて設定されています。

相談終了後には、該当目標に合った市の政策と民間協力プログラムを連携支援します。情緒健康を設定した若者にはガーデン処方、アロマセラピーなどが、職業達成を望む場合には若者人生設計学校、ソウル市就職センター、現職者メンタリングプログラムなどが提供されます。

第2次参加者募集は4月14日から17日までで、ソウル市に居住する19歳から39歳の若者なら誰でも応募可能です。義務服務退役者は服務期間に応じて青年基準が延長され、最長42歳(1982年生まれ)まで応募できます。選ばれた者は5月から相談を開始し、オンライン事前検査を通じて相談群分類後、基本6回、危機群は最大10回まで相談が進められます。

2025年ソウル市若者心の健康支援事業第2次募集ポスター(資料提供=ソウル市)
2025年ソウル市若者心の健康支援事業第2次募集ポスター(資料提供=ソウル市)

2024年の相談者10,074人を対象にした臨床的効果性評価の結果、自己尊重感は13%、回復弾性は17%増加し、憂鬱感(18%)、不安感(19%)、ストレス(11%)、孤独感(12%)は減少しました。889人対象の追跡調査では、効果が3ヶ月以上維持されていることが示されました。

参加者の体感度も高かったです。2023年の参加者の中で3,884人の主観的効果性評価では「自己理解の向上」92.8%、「状況認識能力の増加」91.9%、「心を打ち明けることが可能」92.8%、「心理的支えの体感」92.5%となりました。

市は今年から相談の実質的な変化を測定するために、臨床的効果と共に主観的体感効果を並行して評価します。事前検査には簡易精神診断検査(KSCL95)と気質・性格検査(TCI)が使用され、申請は「ヤングモンタング情報帳」ウェブサイトで可能です。

キム・チョルヒ ソウル市未来青年企画官は「若者自身が回復の目標を設定し、変化の動力を得ることが重要である」とし、「ソウル市は相談の後にも多様な政策資源を接続し、実質的な人生の変化を導くことができるようにする」と述べました。

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