ソウル市ボランティアセンターは、若者たちが社会問題を発掘し、ボランティア活動を通じて解決する「ソウル青年企画ボランティア団」の成果共有会を9月12日に成功裏に終了したと発表しました。
「ソウル青年企画ボランティア団」は、若者たちがソウルの社会問題を自ら発見し、解決策を企画・実行するプロジェクト型ボランティア活動です。今年の成果共有会「ソウル同行企画FESTA」では、若者たちの活動結果を共有し、修了を祝う場が設けられました。
今年の活動には、合計170チーム、1,016名の若者が参加し、1,154名の外部ボランティアとともに、5月9日から9月12日まで子ども、自立準備青年、高齢者、障害者など16,908名を対象に、気候危機対応、社会対立の解消、社会的弱者のケア、学習格差の解消といった多様なプロジェクトを行いました。
ソウル市ボランティアセンターは、24の企業および機関、33名の専門家メンターと協力して、若者たちの活動を支援しました。SKテレコムをはじめとするパートナー企業は、社会貢献活動と連携して若者たちのプロジェクトが拡大できるよう、資源とインフラを提供しました。専門家メンターは、企画・実行・評価全過程で若者たちの活動を支援する役割を担いました。
若者たちは、さまざまな社会問題を解決するための創意的なプロジェクトを実現しました。「気候フット」チームは、廃垂幕200枚を回収して環境に優しい日除けを製作し、江東青少年センターに設置しました。「心をつなぐ」チームは、青少年に応援と支持の文化を教育し、消防士・警察官など制服勤務者にクッキーと手紙を届けて社会的なコミュニケーションを促進しました。
AI技術を取り入れたプロジェクトも目立ちました。「AIDE」チームは、長期求職中の青年を対象にAI面接シミュレーションチャットボットを開発し、「ダスムハウス」チームは、高齢者の転倒事故予防を目的とした住居リスク診断AIモデルを披露しました。「オンシェア(温Share)」チームは、発達障害者の栄養不均衡問題を解決するためのAIベースの料理プラットフォームを開発しました。「プーリッスビデ」チームは、自律探査ボットを製作し、漢江公園で生態撹乱植物の自動探知実験を行いました。
参加した若者たちは、ボランティアを通じて社会問題の解決と個人的成長を同時に経験したと述べました。「ウィミ(We=Me)」チームのホン・ヨンビン青年は、「初めは単にスペックのために始めたが、活動の過程で責任感を感じ、ボランティアが私の成長経験になり得ることに気付いた」と話しました。
ソウル市ボランティアセンターは、活動成果が大きく持続可能性が高い30チームを選定し、11月30日まで2次活動を支援する計画です。
ソン・チャンフン ソウル市ボランティアセンター長は、「ソウル青年企画ボランティア団は、若者たちが社会問題解決の主体として能力を発揮した成功例」と述べ、「今後も若者たちの創意的アイディアがボランティア活動につながるよう支援していく」と明らかにしました。