ソロクトの制限区域が歴史文化探訪プログラムを通じて一般に初めて公開されます。
国立ソロクト病院ハンセン病博物館は、2025年4月から11月までソロクトの病舎地帯と官舎地帯一帯で歴史文化探訪を運営します。探訪は全部で5回行われ、回ごとに病舎地帯と官舎地帯を交互に含む方式で構成されます。第1回は4月4日から始まります。
ソロクトは保健福祉部所属の国立病院区域で、一般人の出入りが厳格に制限されています。17件の国家遺産のうち12件が統制区域にあり、従来は公務や研究目的の訪問以外にはアクセスが困難でした。病院側は昨年から一部統制区域を含む歴史文化探訪プログラムを試験的に運営しており、今年からは境界線撤去後に分離され維持された官舎地帯までルートを拡大しました。
探訪は2時間行われ、申し込みは博物館のホームページとSNSで公募された後、メールまたは郵便で受け付けます。回ごとの人数は20人未満に制限され、未成年者は保護者の同伴が必要です。団体での申し込みは別途協議を通じて日程調整が可能です。

病舎地帯の探訪ルートには、万齢堂、慈恵医院、刑務所、食糧倉庫、誠実聖経高等学校などが含まれ、官舎地帯では水炭場、旧事務本館、神社跡、渡船場、トナカイ碑、ツバメ桟橋などが公開されます。万齢堂は毎年10月に合同追悼式が行われる場所であり、慈恵医院は1916年に病院が始まった場所です。水炭場は患者の子供が保育所で生活していた時代、面会のために訪問した空間です。
パク・ジョングク国立ソロクト病院長職務代理は「もっと多くの国民がソロクトの歴史を直接体験し、理解を深められることを期待します」と述べ、「探訪結果を反映してプログラムを持続的に発展させていきます」と語りました。
