[テクノロジーNOWセクション] アントグループの「링광」アプリ、リリース4日で100万ダウンロードを突破

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By Global Team

中国のフィンテック大手であるアントグループが開発した人工知能アプリケーション「링광(LingGuang)」が、発売から4日で100万ダウンロードを突破しました。

ユーザーが入力した文を元にAIが直接作動可能なアプリを作成する機能が大きな関心を集め、一時的にサーバーが停止するほど利用が集中しました。OpenAIのChatGPTやSoraよりも速い速度で100万ユーザーを確保した点で市場の注目を集めています。

アンダーピクトクーピーが自動生成したアプリの例
アンダーピクトクーピーが自動生成したアプリの例

ユーザーが「スケジュール管理アプリを作って」や「運動記録アプリを作って」といった文章を入力すると、AIが必要な機能を組み合わせ、実際に動作可能なアプリケーションを自動生成します。プログラミングの知識が全くなくてもアプリを作成できる技術です。

アントグループは21日(現地時間)の夜に、自社SNSである微博を通じて「ユーザー急増によるトラフィック過負荷で一部の機能を一時停止した」と発表しました。その後、復旧作業を行い、正常サービスを再開しました。

リリース4日目の23日基準で、링광はAppleのApp Store中国本土の無料ユーティリティ部門で1位、全体の無料アプリランキングで7位を記録しました。アントグループは「링광は急速に成長中の国際AI競争で新たな転換点を生み出した」と説明しました。

링광の成功は、生成型AIがもはや実験段階ではなく、生活の中での生産ツールとしての位置を確立していることを示しています。ユーザーはテキストでアイデアを伝え、AIはそれを実際のアプリに実装します。開発者に限定されていた領域が一般のユーザーに開放された形です。

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