ソウル西区は20日、ドローンを活用して地域内の大規模な飛散性粉塵発生事業所に対する特別点検を実施すると発表しました。
点検対象は、西区と方南区に位置する再建築工事現場の4カ所です。上期には2カ所、下期には残りの2カ所を点検する計画です。
点検項目は、工事現場内部の散水、洗輪施設の運営など飛散性粉塵発生抑制措置の履行状況です。区はドローンを活用して、目で確認しづらい高地や工事現場内部の作業を点検する予定です。

区はドローン点検を通じて、従来の目視点検の限界を補完し、より広い地域を短時間で点検し、飛散性粉塵発生に先制的に対応できると見ています。
点検結果、違法事項が確認されれば対応措置を施行する方針です。軽微な場合は現場で啓発し、飛散性粉塵抑制措置を履行していない事業所に対しては過料賦課などの行政処分を実施します。
西区は特別点検以降も、西区民で構成された青い環境実践団とともに工事現場を随時巡回する予定です。これは飛散性粉塵発生予防と近隣住民の生活環境保護を目的とした措置です。
全成秀 西区長は「ドローンを活用した精密点検と青い環境実践団の積極参加で工事現場管理の効率性が高まり、住民不便の苦情が減少することが期待される」と述べ、「今後も住民の快適で健康的な住環境の造成に向けて、先端機器を活用した点検を強化していく」と語りました。