一人暮らしの中高年層に「食事の友」を―ソウル市が11月までに1000人を募集

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By Global Team

ソウル市が一人で食事をする中高年単身世帯のための「ホンバプ脱出」プログラムを本格的に開始します。対象はソウルに居住または生活圏を持つ40~67歳の単身世帯です。

この事業は「孤独のないソウル」政策の一環として、孤立感の解消と社会的ネットワーク構築を目指しています。ソウル市は11月までに総計1,000人を募集し、運営する計画です。

参加者は4回にわたり昼食または夕食を一緒にし、小規模(10人前後)の集まりを通じて自然に関係を形成することができる予定です。食事は自治区内の単身世帯支援センター、共有キッチン、地域レストランなどで行われます。

孤独中高年ホンバプ脱出オンラインバナー
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食事以外にも映画鑑賞、スポーツ観戦、屋外活動、料理体験など、自治区ごとの特色あるプログラムが並行されます。城東区は野球観戦、西大門区は歴史散策とレタス育成、永登浦区は誕生日会を準備しています。

参加申請はソウル市の単身世帯ホームページまたは各自治区を通じて可能です。自治区ごとに日程と募集人数が異なるため、事前の確認が必要です。

ソウル大病院家庭医学科の研究によると、一人で食事をする人はそうでない人よりうつ病のリスクが42%高いことが示されています。韓国の単身世帯報告書では、中高年単身世帯の67.8%が一人で食事をすると報告されています。

国連世界幸福報告書は、他人との食事が生活の満足度と密接であると分析しています。食事を媒介とした関係づくりが情緒の安定に肯定的な影響を与えるという点で、今回の事業の趣旨が注目されています。

ユン・ジョンジャンソウル市福祉実長は「持続したホンバプが安易に孤立・うつ感につながらないように『バプチング』を作って差し上げるため、新しいプログラムを用意しました」と述べ、「似た興味や経験を持った中高年単身世帯の方々が集まり、食事を共にし、友達になる『孤独中高年ホンバプ脱出』に多くの関心と参加を期待します」と語りました。

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