ソウル市は、2025年9月10日に開催された第4回都市・建築共同委員会の権限分科委員会で、江南区狎鷗亭洞ギャラリア百貨店新築事業に関する狎鷗亭アパート地区の地区単位計画変更案と特別計画区域の詳細開発計画案を修正可決したと発表しました。
対象地域は狎鷗亭ロデオ駅一帯で、ソウル市は創意的で革新的なデザインを適用して観光戦略拠点として育成し、商業・文化中心機能を強化する計画です。
今回の事業は2023年12月に公募された第2次都市建築デザイン革新事業に選定されたもので、設計は世界的デザイナートーマス・ヘザーウィックが担当し、江南の新たなランドマークになることが期待されています。
百貨店の販売施設のほか、地下広場、低層部の屋内・外公開空間、中層庭園、屋上庭園に続く共有空間が造成されます。地下広場は公共オープンスペースが不足している地域の状況を補完し、市民の休息・便宜施設や展示・イベント場所として活用されます。
屋内型公開空間は3階規模で、四季快適な緑地空間を提供します。中層と屋上庭園は様々なレベルで都市と漢江を展望できるように開放されています。
また、2026年に移転が予定された清潭高等学校の敷地は公共寄与の観点からデザインセンターなど文化複合施設として活用されます。
ソウル市は「都市建築デザイン革新事業」の趣旨に従い、建蔽率最大60%、容積率は施行率の1.2倍までの緩和を要求しており、具体的な緩和範囲は建築委員会審議で最終決定されます。
任昌洙ソウル市未来空間企画官は「今回の決定により、革新的な建築デザインを通じてソウルが品格のある都市に進むことができ、新しいランドマークの造成と市民共有空間の開放で地域に活力を吹き込むことができる」と述べました。
