全国の保護樹の中から100本を選び、民俗や歴史を含む『物語のある保護樹2』が刊行されました。この本は、長い年月地域と共に歩んできた保護樹の伝説や物語を記録しており、19年ぶりに再び出版されました。
林野庁は保護樹の生態的·人文学的価値を見直すために『物語のある保護樹2』を発刊したと13日に発表しました。この本は2006年の『物語のある保護樹1』に続く2番目の刊行物です。
この冊子には、全国の保護樹1万3800本のうち、伝説や民俗、歴史、文化的物語を持つ1000本を1次選別し、地域別·樹種別の分類および現地住民のインタビューを経て選ばれた100本の保護樹が紹介されています。首都圏19本、江原権10本、忠清権21本、全羅権20本、慶尚権26本、済州権4本です。
保護樹は森林保護法に基づき、歴史的または学術的価値のある老木、巨木、希少木などを指定します。これらは鳥類や哺乳類の生態系の連結の役割を果たし、生物多様性の向上にも貢献しています。
今回の冊子には、「子供の受胎を授ける」とされるイチョウ、無学大師が挿した杖から成長したサルスベリ、妹が死んでケヤキとして生まれ変わったという伝説、科挙合格を記念して植えられた鳳凰松など、地域と保護樹が絡む多様な物語が掲載されています。
チェ・ヨンテ林野庁森林保護局長は「保護樹が持つ物語を通じて自然と歴史、文化を一緒に感じる契機になればと思います」と述べ、「森林生物種の休み場であり、森林資産である保護樹を未来世代に完全に伝えるために継続的に保全していきます」と語りました。
該当冊子は林野庁のホームページで電子ファイル形式で無料で閲覧することができます。
