入国手続きが2倍早くなる ~韓国疾病管理庁とネイバー、Q-CODEと連携したサービス開始

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By Global Team

入国手続きは2倍早くなります。疾病管理庁とネイバーは、12月15日からQ-CODE(検疫情報事前入力システム)とネイバーの出入証を連携した「ネイバー検疫情報事前入力サービス」を新たに提供します。

このサービスは、海外入国者の検疫手続きを簡素化し、感染症の流入リスクを低下させるために準備されました。

疾病管理庁は検疫法に基づき、感染症流入の懸念がある地域を検疫管理地域に指定し、該当地域の訪問者には入国時に個人情報や訪問国、症状の有無などを健康状態質問書に記入して提出することを求めています。Q-CODEはこれらの手続きを電子化したシステムで、海外入国者がモバイルを通して健康状態情報を事前入力するとQRコードを発行され、入国審査を迅速に受けられます。

今回のネイバー連携サービスは、Q-CODE利用時に必要な個人情報入力項目を大幅に削減しました。従来は計11項目を入力する必要がありましたが、ネイバーの会員情報と自動連携されることで6項目の入力が省略されます。

利用者は搭乗手段、最終出発国、到着日、訪問国、症状など5項目のみを入力すれば済みます。ネイバーアカウントに登録された英文姓、パスポート番号、滞在住所などの基本情報は最初に1度だけ入力すれば、その後は自動で連携されます。

このサービスは、ネイバーの検索窓に「ネイバー検疫情報事前入力」と入力するか、ネイバーアプリのメニュー(左上の三線 > 認証 > 検疫情報事前入力)を通じて利用できます。また、疾病管理庁Q-CODEのウェブサイトでも「ネイバー検疫情報事前入力のリンク」が提供されています。

ネイバーのチャン・ジュンギ副社長は「疾病管理庁と協力して、感染症の流入を防ぎ、海外入国者がより簡単かつ迅速に入国できる環境を整えました」と述べ「今後も公共機関との協力を通じて国民が実感できるデジタルサービスを拡大していきます」と語りました。

イム・スングァン疾病管理庁長は「ネイバーとの連携により、海外入国者のQ-CODE利用が非常に簡単になり、検疫効率性と感染症流入遮断効果の向上も期待されます」と述べ「今後も民間と公共機関の協力を強化し、国民の安全と利便性を高める検疫・感染症対応サービスを継続的に発展させていきます」と語りました。

ネイバー検疫情報事前入力サービス案内ポスター
ネイバー検疫情報事前入力サービス案内ポスター

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