政府は大型山火事に対応するための国産高性能山火事消火車の開発に着手します。
科学技術情報通信部と行政安全部は、国民生活安全緊急対応研究事業を通じて山火事対応能力の強化を目的とした研究開発課題として高性能大型山火事消火車の開発を選定したと19日に発表しました。
国民生活安全緊急対応研究は、災害・安全問題に対して科学技術で迅速に解決策を導き出し、これを現場で適用することを目的としています。今回のテーマは、最近発生した慶北・慶南地域の大型山火事を機に、森林庁や災害安全専門家と協議して選定されました。

今回の研究は全量を輸入に依存してきた高性能大型山火事消火車を軍用車両の改造方式で車体と装備をすべて国産化することを目標としています。カモフ(KA-32)山火事消火ヘリコプターの2倍に達する浸水量6,000L級の水タンクを搭載した山火事消火車の開発が推進されます。
先に、科学技術情報通信部と行政安全部は浸水量2,020L、性能の高いポンプを搭載した国産中型山火事消火車を開発し、性能を検証しました。森林庁はこれを基に来年に64台規模で追加導入を準備中です。
フランスなど海外ではすでに浸水量6,000L級以上の山火事消火車が大型山火事の対応に活用されていますが、国内では現在3,500L級に過ぎず、大部分を輸入に依存しています。
科学技術情報通信部と行政安全部は今回の研究のために年間約9億ウォンの研究開発費を支援し、研究遂行機関は6月中に公募を通じて選定されます。
鄭澤烈 科技情通部 公共融合研究政策官は「山火事対応現場の需要を反映して迅速に研究を推進し、結果を現場に適用する」と述べました。
徐南敎 行安部 社会災難政策局長は「今回の研究が大型山火事対応はもちろん国民生命保護に寄与するだろう」と述べました。