国立環境科学院、電気自動車廃バッテリーの技術資料集を発行

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By Global Team

国立環境科学院が電気自動車廃バッテリー関連技術資料集を6月9日に発刊します。国際標準制定に対応し、産業界や政策機関で活用できるよう情報を整理した資料です。

電気自動車の普及により廃バッテリーの累積発生量も急増している
電気自動車の普及により廃バッテリーの累積発生量も急増している

資料集は国際標準化機構(ISO)の廃棄物管理技術委員会(ISO/TC297)で議論中の廃バッテリー国際標準制定に対応するために作成されました。国立環境科学院は環境省所属の機関です。

資料集には電気自動車廃バッテリーの集荷、保管、輸送など全過程に関する情報が含まれています。韓国、アメリカ、欧州連合、中国のバッテリー関連規制や市場動向も含まれています。さらに、二次電池産業構造、ブラックマスの輸出入状況、重要素材供給網情報も収録されています。

電気自動車の普及により廃バッテリーの累積発生量も急増している
電気自動車の普及により廃バッテリーの累積発生量も急増している

国立環境科学院は昨年(2024年)末からISO/TC297で議論中の電気自動車廃バッテリーの収集と運搬に関する国際標準制定に対応してきました。我が国の廃棄物政策方向と産業界の意見を反映するための業務です。

資料集は政策機関の国際標準対応だけでなく、産業現場での実務資料としても活用できます。国立環境科学院は今後も関連対応能力を強化する計画です。

資料集は国立環境科学院環境情報図書館のウェブサイトからPDF形式でダウンロード可能です。

全泰完環境資源研究部長は「国際標準が国内管理政策と産業に影響を与えるため、資料集が対応基盤として活用されることを期待しています」と述べました。

李鍾天気候炭素研究部長は「我が国の廃バッテリー管理政策と産業界の意見が国際標準に反映されるように支援します」と表明しました。

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