ソウル市は、家族介護青年の支援年齢を既存の9歳以上34歳以下から9歳以上39歳以下に拡大しました。
ソウル特別市家族介護青年支援条例の一部改正条例案は4月25日にソウル市議会を通過し、5月19日に公布されました。今回の改正は、ソウル特別市青年基本条例で青年の年齢上限を39歳と定めたことに基づくものです。
改正案は既存の「家族介護青年」を「家族介護青少年・青年」に変更し、青少年も支援対象に含めました。義務服務を終えた除隊軍人は服務期間を反映し、最大3歳まで支援年齢上限が延長されます。
ソウル市福祉財団は昨年、家族介護青年当事者ネットワーク「ヨンケミ(ヤングケアラーたちのケミ)」の提案を基に年齢拡大を議論し、今回の条例改正につながりました。
「ヨンケミ」は家族介護青年が主体的に政策を提案し、社会構成員として自立を準備できるように構成された当事者ネットワークです。2023年6月から活動を開始しました。
条例改正により、ソウル市福祉財団は既存の支援対象外の35歳以上39歳以下の青年を対象に、心理情緒支援、相談、自立能力強化などカスタマイズされた統合支援を推進する計画です。
ユ・ヨンヒ・ソウル市福祉財団社会サービス支援センター長は「青少年から39歳までの幅広い対象に実質的な介護支援を提供できる転換点」と述べました。
