
安心ベルは、ソウル市の代表キャラクターであるヘチとソウルフレンズを活用したキーチェーンの形状で、白色とライトグリーンの2種類の色で製作されました。緊急状況でボタンを押すと、100デシベル以上の警報音が鳴り、周囲の即時の注意を促すことができます。充電式の成人用製品とは異なり、小学生用は電池交換方式で簡便に製作されました。
ソウル市は最近、大田小学校で発生した事件などで保護者の不安感が高まっている状況において、子供たち自身が安全を守ることができる安全機器の必要性が高まったと配布の背景を説明しました。
大検察庁の統計によると、13歳未満の子供を対象とした凶悪犯罪は2019年の1,514件から2023年の1,704件に増加しました。同期間に誘拐犯罪は48%増加しました。特に低学年の子供が主要なターゲットとなっている状況で、ソウル市はまず小学校1~2年生約11万人を対象に安心ベルを配布する計画です。
申請は4月11日から25日までソウル市公共予約システムまたはネイバーフォームを通じて進行されます。申請対象はソウル市内の608校の小学校で、各学校は学生数と配送情報を入力して受け付けることができます。モバイルQRコード方式も併用されます。
配布された安心ベルは5月初めから各学校に順次配送され、学生に配布する際には使用方法を動画資料とともに案内する予定です。機器の故障や誤作動に備えて予備数量も一緒に提供されます。安心ベルは学校を通じて配布されるため、保護者は子供が通学している学校に問い合わせればよいです。
キム・ソンスンソウル市女性家族室長は「警報音は子供の緊急信号である可能性があるため、市民が積極的に反応してほしい」と述べ、「市民の関心と協力が実質的な安全網を完成させる核心要素だ」と強調しました。