“山林復旧を通じた地域住民の収入増大 – 松茸人工栽培技術の実証と期待”

Photo of author

By Global Team

山林庁国立山林科学院は、嶺南地域の山火事被害地を対象に松茸人工栽培技術を適用した山林復旧に乗り出すと17日発表しました。

今回適用される技術は、松茸菌を接種した3〜5年生の幼い松の苗木を植栽する方法です。国立山林科学院は、江原道高城と洪川の試験林で約20年にわたってこの技術の実証実験を行っており、実際に松茸が発生した事例を通じて現場適用の可能性を証明しました。

山火事被害地(高城)で発生した松茸
山火事被害地(高城)で発生した松茸(写真=山林庁)

高城試験林は1996年の山火事被害後に造成された松林です。2007年に松茸感染苗27本を植栽した結果、2023年に松茸5個体が初めて発生し、2024年には1個体が追加で確認されました。

洪川試験林は1995年に造成され、2001年から2015年までに合計192本の感染苗が移植されました。2010年に松茸が初めて発生し、2017年以降8年連続で松茸が発生しており、合計70個体が報告されています。

国立山林科学院は、この研究結果を基に嶺南圏の山林復元と地域の林業者の収益向上を図る方針です。このため、地域住民を対象とした説明会を開催し、技術移転を積極的に推進する予定です。

朴応準 山林微生物利用研究科課長は「長期間のデータ分析を通じて松茸感染苗でも松茸発生が可能であることを科学的に確認しました」とし、「今回の技術が山村住民の収入補完に寄与することを期待します」と述べました。

Leave a Comment