アレルギー疾患を早期に予防することが一生の健康に決定的であるという判断の下、疾病管理庁が幼児対象の教育に乗り出した。
疾病管理庁は4月10日、忠清北道清州の五松保健医療行政タウン内にある庁舎の託児所で5歳の園児を対象にアトピー性皮膚炎と食物アレルギーの予防教育を実施した。教育は「第1回疾病予防・管理週間」を迎え行われた最初の公式行事である。
チ・ヨンミ疾病管理庁長は当日現場を訪れ、OXクイズと教育映像を通じて子供たちの視点に合わせた教育を直接行った。教育を終えた子供たちには修了証が授与された。アレルギー疾患に対する認識向上と共に、生活の中での実践を促す教育的目的が込められている。

アレルギー疾患は生涯初期に適切な治療が行われないと喘息やアレルギー性鼻炎などに進行する傾向がある。大韓小児アレルギー呼吸器学会によれば、アトピー皮膚炎や食物アレルギーに始まり、学齢前期には喘息、学齢期には鼻炎が発生する流れを「アレルギー行進」と定義している。
疾病管理庁はこのような疾患の進行を防ぐため、カスタマイズされた教育が必須だという判断の下、全国アトピー・喘息教育情報センターを通じて体系的な教育と広報を推進している。このセンターは2008年ソウルを皮切りに、現在12の広域自治体で疾病管理庁と地方政府が共同で運営している。
ジ・ヨンミ長官は「年齢に合った予防教育を継続的に提供し、子供たちが健康な環境で成長できるようにします」と述べた。
