“当時のフェイスブックがもう一度”…フェイスブック、”友達タブ”でオリジナルの感触を取り戻す

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By Global Team

メタは2025年までにフェイスブックのオリジナルの姿を取り戻すための戦略の一環として、アルゴリズムの推薦なしに実際の友達のコンテンツのみを表示する「友達」タブをアメリカとカナダに導入したと27日に発表しました。

新しい「友達」タブは、既存のメインフィードとは異なり、スポンサーコンテンツやアルゴリズム推薦の投稿がなく、友達のストーリー、リール、投稿、誕生日、友達リクエストなどのみを表示します。単なる友達リクエストを管理する場から脱し、個人的な関係の維持に重点を置いた専用タブに改編されました。

この機能はホームフィードやブックマークナビゲーションバーからアクセスでき、ユーザーは「設定 > タブバー > カスタマイズ」メニューを通じて「友達」タブを固定することができます。現在は北米地域のみで提供され、他国への拡大の予定はまだ発表されていません。

この改編はマーク・ザッカーバーグCEOが1月の第4四半期決算発表で言及した「オリジナルフェイスブック体験の復元」計画の一環です。メタは数年間、アルゴリズムベースのコンテンツと広告により弱化した利用者間の実質的な接続機能を回復し、競争が激化するSNS市場でユーザー基盤を維持する戦略です。

友達中心のコンテンツ再編は、ティックトックやインスタグラムなどに移行した若年層のユーザーを再び引き戻す試みとしても解釈されています。メタは今後も2025年までに既存のSNS機能を再構成し、よりパーソナライズされたソーシャル体験を強化する方針です。

フェイスブックアプリで新しく追加された『友達タブ』使用場面。推薦コンテンツなしで友達中心のフィードを提供する。
フェイスブックアプリで新しく追加された『友達タブ』使用場面。推薦コンテンツなしで友達中心のフィードを提供する。

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