消防庁国家消防研究院は、電気自動車火災により効果的に対応するため、『電気自動車火災対応ガイド』の改訂版を発刊し、これを全国の消防署に配布すると2日発表しました。
今回の改訂版は、2023年3月の初版以降、電気自動車の普及増加に伴い、火災対応戦略を実質的に補完したもので、乗用車のみならず電気トラックなどの商用電気自動車、爆発の可能性がある高リスク事例、特別消火装備の活用方法なども含んでいます。
ガイドには車両構造、火災特性、バッテリーパックの実証実験結果などが反映されています。特に電気自動車のバッテリーの発火特性と対応段階を精密に分析した資料と、電動フォークリフトなど特殊電気車両に対する実戦対応事例が含まれています。
今回の改訂は、国立消防研究院、現代自動車、韓国自動車工学会が共同で進行中の産学官協力研究(2024~2027)の中間成果を基にしており、これにより科学的分析と現場性が結合された対応ガイドとして完成度が高まったと評価されています。
キム・ヨンサン国立消防研究院長は「電気自動車は内燃機関車両と異なる火災特性を持っているため、カスタマイズされた対応が必須」と述べ、「改訂ガイドは現場での業務適用を目標に構成されており、電気自動車火災対応に実質的な助けとなるだろう」と述べました。
