特許庁は18日、世界知的所有権機関(WIPO)と共同でソウルの江南区韓国知識財産センターで「WIPO-KIPOヘイグ国際デザイン説明会」を開催すると発表しました。
今回の説明会は、国内のユーザーが国際デザイン(ヘイグ)出願制度をより効果的に活用できるよう、制度全般と手続きを案内するために企画されました。WIPOヘイグ登録国に所属する専門家が直接参加し、制度説明と質疑応答を行います。
説明会では△ヘイグ制度の概要△国際デザイン出願方法△出願戦略などを紹介し、オンラインでの参加も可能です。ヘイグ制度は一度の出願で複数の国でデザイン権を同時に確保できる国際制度で、企業の海外進出時に有用な手段です。
今回のイベントは、特許庁とWIPO間の人材交換プログラムの一環として企画されました。該当プログラムを通じて両機関は人材を相互に派遣しており、今年2月にはWIPOの紛争調整サービス説明会も開催されたことがあります。
2024年の基準では、韓国のヘイグデザイン出願件数は892件で、前年に比べて8.1%増加し、世界3位を記録しました。これは国内企業の海外デザイン保護に対する関心が高まっていることを示しています。
説明会ではヘイグ制度以外にも、アメリカ、日本など主要国のデザイン制度の動向も併せて紹介される予定です。海外デザイン出願を準備中の出願人と代理人には実質的な情報が提供されることが期待されます。
シン・サンゴン特許庁産業財産保護協力局長は、「ヘイグ制度は効率的な国際デザイン権利確保手段」であり、「国内のユーザーが国際知的財産制度を積極的に活用できるよう、関連情報を継続的に提供する」と述べました。
