韓国・釜山、「B.Startup PIE」第5期 スタートアップ支援プログラムの参加企業を募集

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By Global Team

【ソウル発】釜山創造経済革新センター(代表理事:キム・ヨンウ)は、スタートアップ企業への直接投資および投資会社とのマッチングを通じて成長を支援するバッチプログラム「B.Startup PIE」第5期の参加企業募集を開始した。応募期間は5月15日から6月16日までで、センターの公式ウェブサイトを通じて申請が可能だ。

「B.Startup PIE」は、2021年のローンチ以来、これまでに32社のスタートアップを発掘。2023年には、123件の1対1ミーティングを通じて総額180億ウォン(約20億円)を超える投資連携を実現するなど、注目を集めている。

選定された企業には、企業診断をはじめとしたメンタリング、投資会社との個別ミーティング、ファンドからの直接投資検討、提携VCとのマッチング、デモデイへの参加など、多様な支援が提供される。

第4期に選ばれた企業の事例としては、ブロックチェーンを活用したWeb3.0ビッグデータ取引プラットフォームを開発する「ATAD(アタド)」がPre-Aラウンドに突入。IT教育および受託開発を行う「ソフトスクエアード(旧社名:GRITZ)」は「ベビーユニコーン企業」に選ばれ、20億ウォンの資金を調達。また、海洋ドローンを用いたマグロ群探知やドローン配送サービスを展開する「海洋ドローン技術」は、計51億ウォンの投資を受ける成果を上げている。

釜山創革は、今年新たに組成した「釜山地域イノベーション フライハイ投資組合」を含め、総額100億ウォンのファンドを運用中。30社を超える新規提携パートナー企業とともに、有望スタートアップの発掘と育成に取り組んでいる。

キム・ヨンウ代表は、「地域企業の活性化に必要なのは資金の流動性だ」とした上で、「成長性の高い企業への積極的な投資を続けていく」と意気込みを語った。

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