韓国政府は、民間専門家が公務員として活躍できる機会を拡大するため、2025年度の「民間経験者一括採用試験」に関する合同オンライン説明会を開催すると発表した。
韓国人事革新処によると、説明会は5月26日から28日までの3日間、30の中央官庁が参加し、人事革新処の公式YouTubeチャンネル「人事処TV」で生中継される予定だ。
この説明会では、公務員を目指す民間人材に向けて各省庁の採用情報や仕事内容、職場環境などの詳しい情報が提供される。
2025年度の民間経験者採用予定人数は計157名で、内訳は5級(課長級相当)が40名、7級(係長級相当)が117名となっている。特に食品医薬品安全処が法務、医療機器、薬事分野で5級を3名、7級を35名と最多人数を採用する。そのほか農村振興庁は7級17名、行政安全部が7級13名を予定している。
各省庁は15〜30分ずつの持ち時間で、求める人材像や具体的な仕事内容、組織の文化や福利厚生制度などを詳しく紹介する。また、説明会の参加者は終了後、韓国の公務員試験ポータル「サイバー国家考試センター」を通じて試験に関する通知サービスを申し込むことも可能だ。
なお、人事革新処は来月2日から13日まで、民間経験者採用試験の願書受付を行う。
人事革新処のヨン・ウォンジョン処長は、「多様なキャリアを持つ民間の専門人材が公務員として力を発揮できるよう、今後も採用の機会を積極的に拡大していきたい」と述べた。
