東京都、文化芸術分野の環境経営を全面的に拡大…持続可能な文化都市を実現へ

Photo of author

By Global Team

 

文化が流れるソウル広場公演 (写真提供 =ソウル観光財団)
文化が流れるソウル広場公演 (写真提供 =ソウル観光財団)

ソウル市は4月5日の植木日を迎え、文化芸術分野で実践中の環境に優しい経営事例を紹介し、気候危機時代における文化芸術の役割を環境保護と持続可能性の実現の手段として拡大していると発表しました。

代表的な事例として、ソウル工芸博物館は昨年開催した「装飾を超えた発言」展示で、展示構造物の簡素化と紙のリーフレットに代わるQR解説システムを導入して廃棄物削減を実現しました。セジョン文化会館は2020年、QRベースの無人検票システム「スピードゲート」を公演場で初めて導入し、公演業界のゼロウェイスト実践を率先しました。

ソウル市は反復される舞台制作による廃棄物と予算の無駄遣いを減少させるため、「文化が流れるソウル広場」常設舞台を設置しました。ソウル市立交響楽団は今年の大型野外公演でも同じ舞台設備を再利用する計画です。

その他にもソウル市は「月間文化イベント冊子」をオンラインに転換し、視覚障害者向けの大文字版のみを最小限に製作する方式で紙の使用を削減しています。

環境に優しいインフラ整備も同時進行中です。2030年開館予定の東大門ソウル市立図書館は低炭素木造建築物として、2027年開館予定の西大門ソウル市立図書館は緑地空間と連携した「森の中の図書館」として造成されます。

ソウル文化財団は公演物品共有プラットフォーム「リステージソウル」を通じて資源循環と共有経済を実現しています。2023年一年間で3,417点の貸出と1,826点の委託を通じて約1億7,800万ウォンの製作費を節約しました。財団はESGパートナーシップも101件締結し、持続可能な創作生態系の造成に寄与しています。

ソウル市傘下の文化施設も使い捨て品の削減、ペーパーレス会議、環境に優しい記念品の製作など、社内環境文化を定着させており、セジョン文化会館は「環境守護者」を部署ごとに指定して実践を促しています。

マチェスクソウル市文化本部長は「植木日が単に木を植える日ではなく、私たちの文化芸術の中でも持続可能な環境価値を植える日になることを願っています。今後も市民、芸術家、文化機関と共に気候危機に対応する持続可能な文化芸術環境を造成し、皆が共に享受する『青い文化都市ソウル』を作ります」 と述べました。

Leave a Comment