
ソウル市は育児に困難を抱える障がい者家庭に無料で「ホームヘルパー」(障がい者家庭の介護士)を提供し、妊娠・出産から幼児の育成まで体系的なケアサービスを提供します。
ホームヘルパーは妊娠した女性障がい者を対象に、出産2ヶ月前から産後の健康管理、出産準備、産後ケアの支援はもちろん、精神的支援まで行います。出産後には子供の育成に必要な外出同行、学習・遊び指導、お風呂、オムツ交換、離乳食の準備など、子供の年齢に応じてオーダーメイドのケアを提供します。
支援対象はソウル市に登録されている障がい者家庭の中で、中位所得120%以下の家庭で、妊娠・出産中または9歳未満の子供を育成している家庭です。夫婦ともに障がい者であり、一人以上が重度障がい者の場合、12歳未満の子供も支援対象に含まれます。
サービス利用時間は段階に応じて差別化されます。妊娠・出産支援は月最大30時間、出産100日以内の新生児ケアは月最大120時間まで可能です。子供の育成は出生100日以上4歳未満は月最大90時間、4歳から9歳未満は月最大70時間が支援されます。
現在ホームヘルパーとして活動している人数は112人で、ソウル市は追加の人員も募集しています。支援資格はベビーシッター、産後ヘルパー、保育士などの資格所有者で、関心のある場合は実行機関に問い合わせれば良いです。時給は一般11,030ウォン、新生児ケアは12,030ウォンで、多胎家庭支援時は時給の20%が加算されます。週休手当、四大保険、交通費、名節賞与なども別途支給されます。
ソウル市はこれとともに、高難度のケアが必要な障がい者を含む市民が誰でもケア関連の相談を受けられるように「安心ケア120」も運営中です。平日午前9時から午後6時まで相談可能で、夜間や祝日は予約を残せば良いです。
チョン・チュンヒョン ソウル市福祉企画官は「子供の手当てが難しい障がい者家庭が安心して子供を育成できるよう、きめ細かく支援します」と述べました。