ソウル市、AI中心の「テストベッド ソウル実証」を拡大…海外実証も初導入

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By Global Team

ソウル市が人工知能(AI)基盤技術の育成と企業の海外進出を積極的に支援するため、「テストベッドソウル実証」事業を拡大推進します。今年からは、全体の実証課題のうち半分以上をAI関連技術に選定し、海外実証も初めて導入してグローバル進出の基盤を整えます。

「テストベッドソウル」は中小・ベンチャー・創業企業が技術検証の機会を確保できるよう、ソウル市内全域を実験場として提供する事業です。2018年に全国自治体で初めて導入されてから現在までに、総206件の課題に683億ウォンを支援しました。

今年は総80億ウォンの予算を投入し、40件の課題を選定する予定で、うち20件以上をAI基盤またはAI融合技術課題として集中育成します。主要な実証事例には「AI自律走行ロボットサービス」(楊川区庁)、「AI生体認識ペット身元確認サービス」(冠岳区庁)などがあります。

'テストベッドソウル'実証事例 / 都心部ランチ配送 (提供=ロボティズ)
『テストベッドソウル』実証事例 / 都心部ランチ配送 (提供=ロボティズ)

また、従来の公共機関中心の実証機関を民間部門に拡大したことに加え、今年は海外支社を保有する公認試験認証機関を通じて海外実証も推進します。3件の課題を試験運用する予定で、7月中に別途公募で参加企業を募ります。

企業参加を奨励するためのインセンティブも新設されました。実証機関に対して、マッチング課題が成功した場合、市場表彰などの報奨が提供されます。また、従来7種類だった実証課題のタイプは、一般課題、海外課題、予算支援型、需要課題型、自由公募型の5種に整備されました。

第一次公募はソウル経済振興院ソウルR&D支援センターヌリサイトを通じて今月21日まで申請を受け付けており、申請対象はAI、ロボット、IoTなどの革新技術を持つソウル所在の中小企業です。企業はソウル市が公開した60余件の需要課題の中から選択するか、自由に課題を提案することができます。主要な需要課題には地下室水没水位測定、AI無人掃除車、電気車バッテリー異常診断技術などがあります。

最終選定された企業には最大1年間の実証空間と、課題ごとに最大2億ウォンが支援され、実証成功時にソウル市長名義の実証確認書発行とともに、調達庁革新製品登録コンサルティング、国内外博覧会参加、投資誘致などの後続支援も提供されます。

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