
国防部と防衛事業庁は4月22日午前9時48分(アメリカ現地時間4月21日午後8時48分)、アメリカケープカナベラル宇宙軍基地で軍偵察衛星4号機を成功裏に打ち上げたと明らかにしました。衛星は打ち上げ15分後に目標軌道に進入し、56分後に地上局との通信にも成功し、状態が良好であることを確認しました。
4号機は超高解像度の画像を取得できる合成開口レーダー(SAR、Synthetic Aperture Radar)を搭載しています。昼夜を問わず、気象条件とも無関係に安定した画像取得が可能です。
先に打ち上げられた1〜3号機と共に群集運用が行われる予定です。これにより、監視衛星の再訪問周期を減らし、北朝鮮の挑発の兆候をより速く、正確に把握することができるようになります。
4号機は今後、国防科学研究所主導で宇宙軌道試験を実施した後、軍の運用試験評価を経て本格的に監視偵察任務に投入されます。
石鐘健(ソク・ジョンゴン)防衛事業庁発射管理団長は、「今年中に残りの偵察衛星の打ち上げも完了する予定だ」とし、「超小型衛星が追加されれば独自の宇宙戦力を構築し、国防宇宙強軍へと飛躍することになるだろう」と述べました。
国防部は今回の成果が3軸体制基盤の監視偵察核心戦力確保を越え、国内衛星開発経験(ヘリテージ)の蓄積にも重要な里程標となると見ています。