ソウル瑞草区の梅軒市民の森に生物多様性を中心とした生態庭園が造成されました。
ソウルグリーントラストは、4月22日、グローバルビューティーブランドのロクシタンコリア、ソウル市と協力して、梅軒市民の森に「ロクロク庭園」を造成したと発表しました。今回の庭園造成は、気候危機により低下した都市の生態系を復元し、持続可能な都市公園の緑地を保全することを目標に推進されました。
「ロクロク庭園」は、ロクシタンの最初の音節である「ロク」と「青くて湿潤な庭園」という意味を組み合わせて名付けられました。生態系の回復力を高めることに焦点を当てたこのスペースは、約500㎡の規模で造成され、都市の中の生息地として多様な生物種を誘引するように設計されました。既存の生育していたラクウショウ13本を中心に、季節に応じて水分を保持する「ラクウショウ湿地」、一時的に水がたまる「季節湿地」、「香りの形を捉えた道」という意味の「香模森林道」などで構成されました。また、公園の管理過程で伐採された木材や環境に優しい材料を活用して、持続可能な生態環境の造成に寄与しました。
今回の事業は、ロクシタンコリアが世界的に推進している生物多様性保護活動の一環として進められました。ロクシタンは、絶滅危惧植物の保護、荒廃した森林の復元、再生農業など、さまざまなグローバル生態保全プロジェクトを展開しています。

ソウルグリーントラストは、企業と地域社会が共同で都市の森を造成するガバナンスモデルを拡大しています。21日に行われた開場式では、ロクシタンコリアの社員40人余りが参加したガーデニングボランティア活動も共に行われました。参加者たちは直接植物を植え、生態環境を育み、都市公園の持続可能性の確保に向けた実質的な活動を展開しました。
ソウルグリーントラストのチ・ヨンソン理事長は「都市公園の生態的復元は気候危機に対応する重要な課題」とし、「今回の庭園を通じて梅軒市民の森が都市の中の生態拠点として定着することを期待している」と述べました。
ロクロク庭園は、単なる造園を超え、都市の中の生態系の回復と保全を実現する新しい試みです。梅軒市民の森は、今回のプロジェクトを契機として持続可能な都市公園の新しいモデルとして注目されています。

