韓国海洋警察庁は28日、AI時代にふさわしい働き方と組織文化の革新を目指し、「位（ウィ）プロジェクト2.0」を本格的に推進すると発表した。
「位プロジェクト」は「人を立て、組織を立てる」という意味を込めて昨年スタートした取り組みで、今年は「個人尊重」と「自分らしさの実践」を新たな核心価値に加えた。
プロジェクトは三つの戦略を柱に展開される。互いの尊重と自分らしさの実践、AI活用による思考転換と業務プロセスの改善、そして省庁間の垣根を越えた協力体制の強化だ。各所属機関は地域特性に応じた自主的な実践課題を設定し、推進する。
海洋警察庁は昨年、位プロジェクトを通じて組織文化に対する体感満足度を前年比10.7ポイント向上させた。対外的にも、6年連続で積極行政優秀機関に選定された実績を持つ。
キム・ヨンジン海洋警察庁長は「変革の力は先端装備ではなく、それを活用する人にある」と述べ、「すべての構成員が尊重され、能力を発揮できる環境づくりが今回のプロジェクトの核心だ」と強調した。
海洋警察庁は今後も、デジタル革新と人間中心の組織文化の両輪で、AI時代をリードする機関を目指していく方針だ。
