GPT-5が2025年7月に発売される可能性があるとされ、人工知能（AI）技術の方向性に再び注目が集まっている。ただのアップグレードを超え、考え、見て、聞き、行動するAIの登場が迫っているという評価だ。AIと共に働く時代が遠くないという話だ。
GPT-5は、世界最大のAI企業の一つであるオープンエーアイ(OpenAI)が開発中の次世代言語モデルである。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、大規模データを学習し、人間のように言語を理解し生成する機能を持ったAIだ。
現在GPT-4に基づいた最新モデルGPT-4oは性能向上が期待されたが、使用後の評価ではむしろ幻覚頻度が増えたという指摘も出た。サム・アルトマンCEOも「GPT-4oの幻覚問題を認識しており、今後改善する計画」と認めた。
GPT-5が注目されるもう一つの理由はソフトウェア開発能力における潜在的進展だ。以前のモデルは人が書いたコードを理解したり、簡単なコードブロックを提案するに留まったが、次世代モデルはより複雑な開発作業を遂行できると期待されている。
複雑な問題解決過程でも「推論過程」を簡潔で正確にする研究が続いている。以前はAIが問題を解く論理的段階を長く列挙したが、最新モデルはこの流れを減らし、正解到達率を高める方向で開発されている。