ジェミニ、XRP搭載のマスターカード発売へ…仮想通貨の実用化に挑戦

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By Global Team

米国暗号資産取引所ジェミニ(Gemini)が仮想通貨リップル(XRP)を基にしたマスターカードの発売を予告しました。

ジェミニは22日(現地時間)、ニューヨーク市中心部に設置された広告板の写真を公開し、発売予定を告知しました。広告板には「8.25.25」という日付と共にカード発行会社であるWebBankの名前が表示されていました。

Gemini Xのアカウントからの出典
Gemini Xのアカウントからの出典

ジェミニはこの画像と共に「Prepare your bags(準備せよ)」という短いフレーズを残しました。この投稿は公開からわずか一日で230万回の閲覧を超え、3,000回以上の共有と1万回を超える「いいね」を記録しました。XRP投資家とコミュニティ内ではカード発売の可能性に対する関心が急速に拡大しています。

ジェミニとリップルは今回のカードの具体的な機能や利用方法についてはまだ発表していません。現時点で知られている事実は発売スケジュールと発行会社の参加のみです。

XRPは世界で時価総額で上位に位置する暗号通貨ですが、最近の一ヶ月間、価格が下落の勢いを続けています。最近一週間で14.7%下落し、今年の最高値からは22%低下しました。

市場ではカード発売が価格の動向に変動をもたらすかどうか注目しています。暗号通貨市場では、グローバル決済企業との協力発表後に価格が反騰する事例がありました。昨年の終わりにビザがソラナ(Solana)ネットワークを活用した決済サービスの拡大を発表した際、ソラナ価格は20%以上上昇しました。しかし、XRPカード発売が同じ結果をもたらすかはまだ分かりません。

技術的指標では、XRPの下落が和らぐ兆候も現れています。分析によれば、XRPは先月末から2.70ドルから3.30ドルの間で取引されています。もし2.70ドルの水準で反発すれば、「ダブルボトム」という反転パターンが形成される可能性があります。反発時の短期目標価格は3.34ドルとされました。逆に2.74ドルを維持できなければ1.90ドルまで下がる可能性も指摘されています。

現在のXRP価格は3.02ドルで、時価総額は約1,700億ドルです。1日の取引量は約20億ドル規模で集計されています。

XRPマスターカードは暗号通貨を単なる投資資産としてではなく、実際の生活での決済に結びつけようとする試みとして注目されています。ただし、ジェミニとリップルがカードの機能とサービス方式について具体的な説明を出すまで、その影響を見守る必要があります。

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