ソウル市が世界最大の環境評価機関である「カーボンディスクロージャープロジェクト(CDP)」が発表した2025年都市気候危機対応評価で最高ランクのA等級を受けました。ソウル市は2022年から4年連続でA等級を維持しており、国内唯一の最高等級都市となっています。
CDPは国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)と連携している国際環境公示体系で、全世界の都市や企業の気候変動対応戦略および実績を評価して毎年公表しています。2025年の評価は1000以上の都市から提出された気候環境情報を基に行われ、ソウルを含むニューヨーク、東京、ロンドンなどの120の都市(約16%)のみがA等級を獲得しました。
国内では計19の地方自治体が評価に参加しましたが、ソウル市だけがA等級を取得しました。CDPは科学的温室効果ガス削減目標の設定、気候リスク分析、実行計画と履行体制の構築、モニタリングシステムなど全過程を総合的に評価して等級を付与します。

ソウル市は温室効果ガス削減のための長期目標の設定、気候危機対応政策の実行力、エネルギー脆弱層保護政策などが高く評価されました。今回の成果により、ソウルはグローバル気候リーダー都市としての政策の持続性と成果を国際舞台で再び認められることになりました。
ソウル市の4年連続A等級維持の成果は都市競争力の観点からも意義が大きいといえます。日本の森記念財団都市戦略研究所は「世界都市総合競争力指数(GPCI)」の評価時にCDPの気候変動対応評価資料を主要指標として活用しています。
GPCIは経済、研究開発、文化交流、居住、環境、交通アクセスの6分野で構成される世界都市競争力評価指数です。ソウルは2024年と2025年に連続して世界6位を記録し、特に環境分野で17位から11位へ6段階上昇しました。今回のCDP評価結果がソウルの都市競争力強化にも積極的な影響を与えたと分析されています。
CDPの都市気候危機対応評価はAからDまで4段階に分かれており、A等級は温室効果ガスインベントリの構築、削減目標の設定、実行計画、気候リスク分析、適応戦略の策定など全ての項目で最高水準を満たした都市のみに付与されます。
クォン・ミン、ソウル市気候環境本部長は「ソウル市が世界的環境評価で4年連続A等級を受けたことは、ソウルの気候政策が国際的に信頼されている証拠」と述べ、「今後も市民が体感できる公正なカーボンニュートラルの転換を通じて持続可能な未来を実現する」と語りました。