Apple、M6搭載Mac miniを発表…性能は向上も価格は過去最高に

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By Global Team

「コスパの良いMac」の象徴だったMac miniが、性能と価格の両方を引き上げて戻ってきた。

Appleは25日、新型Mac miniを発表し、予約注文を開始した。発売は新型Mac Studioと同じ9月22日。基本モデルには新チップM6、上位モデルにはM5 Proが搭載される。手のひらサイズの従来デザインはそのまま維持された。

◆ 初の2ナノチップ「M6」を搭載

注目を集めるのは基本モデルだ。M6はAppleが初めて2ナノメートルプロセスで製造したプロセッサーとされる。半導体は回路幅が狭いほど同じ大きさにより多くの回路を詰め込め、性能と電力効率が向上する。2ナノは現在の量産基準で最先端のプロセスだ。最新プロセスのチップが最上位製品ではなく、エントリーモデルのMac miniに先に載った形だ。

M6は12コアCPUと12コアGPUの構成。GPUにはAI計算を支援するニューラルアクセラレーターが組み込まれている。Appleによると、M5に比べてマルチスレッド性能は最大1.2倍速く、AI性能は約30%向上した。2世代前のM4と比べると、AI性能は最大4倍になる。上位のM5 Proモデルは最大18コアCPUと20コアGPU、最大64GBメモリーを備え、Thunderbolt 5ポートを3基提供する。

接続規格も世代が切り替わった。Wi‑Fi 7とBluetooth 6を搭載し、有線LANは2.5ギガビットが標準となった。映像機器同士で信号を同期させるGenlock機能もUSB-Cでサポートする。

Appleが25日、新型Mac miniを公開した。基本モデルにはApple初の2ナノプロセスチップM6、上位モデルにはM5 Proが搭載された。予約注文は始まっており、発売は9月22日。
Appleが25日、新型Mac miniを公開した。基本モデルにはApple初の2ナノプロセスチップM6、上位モデルにはM5 Proが搭載された。予約注文は始まっており、発売は9月22日。

◆ 100ドルの値上げ

性能と同じくらい価格も話題となっている。韓国での公式価格はM6モデルが149万9000ウォン、M5 Proモデルが299万ウォンから。米国の開始価格は899ドルで、前世代より100ドル上がり、Mac mini史上最高の開始価格となった。国内販売は9月22日からApple Storeと認定リセラーを通じて行われる。

値上げの背景には、半導体の供給難が挙げられる。AIデータセンター建設競争がメモリーやストレージの供給を吸い上げ、部品価格が上昇し、その負担が消費者向け機器の価格に転嫁されているとの分析だ。

M6モデルの基本構成が16GBメモリーと256GBストレージにとどまっているのも、同じ事情と無関係ではないという見方がある。Appleは最近、MacとiPadの価格を相次いで引き上げてきた。

需要は依然として強い。前世代のM4 Mac miniは発売当初、待ち時間が2カ月に達した。性能向上幅の大きい今回の世代でも、初期出荷分をめぐる争奪戦が起こる可能性があるとの見方が出ている。AIインフラブームがデータセンターを超えてデスクトップPCの値札まで変えているだけに、消費者には必要な仕様をあらかじめ決め、購入時期を見極める判断が求められそうだ。