環境部所属の国立環境科学院は、7月2日から4日までソウル市広津区の建国大学ソウルキャンパスで「2025年国際学会」を開催すると1日に発表しました。この行事は、アジア・太平洋地域の大気質予測技術の発展策を議論する場であり、今年で3回目を迎えます。
この学会は、大気質予測技術の科学的高度化と国際協力の強化を目指しています。「コミュニティモデリングおよび分析システムセンター(CMAS)」と「国際大気環境保全団体連合会(IUAPPA)」が共同主催し、韓国を含むアメリカ、中国、日本、ドイツ、シンガポールなど11カ国の大気環境専門家約100名が参加する予定です。

イベントでは、従来の物理に基づいたモデル(CMAQ)と人工知能(AI)に基づくモデルの統合方法や、機械学習・深層学習を活用したデータ中心の予測技術、ハイブリッド予測モデルの精度向上戦略が発表されます。学術発表のほか、ポスターセッションや学生特別セッションも運営されます。
国立環境科学院のソン・ジウォン大気環境研究部長は、「今回のイベントを通じて、アジア・太平洋地域の大気環境問題の解決に向けた国際共同対応基盤が整備されることを期待する」と述べ、「物理ベースの予測モデルにAI技術を取り入れることで大気質の予測性能を一段階進化させることができると期待される」と付け加えました。