GS25はコンビニ業界で初めて「スマートHACCP」認証を取得し、簡便食品の安全管理に新しい基準を設けました。これにより、消費者は弁当、のり巻き、おにぎり、サンドイッチなどの主要なコンビニ簡便食品を安心して購入できるようになりました。
スマートHACCPは食品製造工程にモノのインターネット(IoT)などの情報通信技術を組み合わせ、重要管理点のモニタリングを自動化し、食品安全情報をリアルタイムで収集・管理・分析する総合管理システムです。既存のHACCPシステムの限界を技術的に補完し、食品の安全性と生産効率を同時に向上させる方式です。

GSリテールの簡便食品専門子会社であるフレッシュサーブは、オサン工場で即席食品の金属検出、加熱、洗浄などの全工程についてスマートHACCP認証を取得しました。国内のコンビニFF(簡便食品)製造工場の中でHACCPとスマートHACCP認証を両方保有する初のケースです。
フレッシュサーブは特に炊飯工程でご飯の炊き具合である「未飯」の温度を自動測定し、リアルタイムでデータを送信するシステムを国内で初めて導入しました。これは炊飯器、スチームポット、洗浄機などの主要生産設備にIoTセンサーを設置し、内外部の温度、設備の表示値、残留塩素などをリアルタイムで記録・管理する方式です。
標準化された測定体系の構築のために、HACCP認証機関の専門家と1年3ヶ月で40回以上の協議を経て、異常発生時に即座に対応できるリアルタイムモニタリングシステムが整備されました。生産過程の精密な制御により、品質と衛生レベルはもちろん、全体の運営効率が大きく向上される見込みです。
GS25は今回の認証を基に、生産・流通・消費の全工程を衛生的かつ体系的に管理できるシステムを構築しました。今月8日に発売された『ビーフジャージャンおにぎり』と『チリフライ巻き寿司』製品にはスマートHACCP認証マークが付けられました。包装には「スマートHACCP認証工場で生産され、安心して食べられる」との文句が表示され、消費者の信頼向上を図りました。
フレッシュサーブの権永煥代表は「コスパの良い食事の需要が増える状況で、簡便食品の安全性はさらに重要になった」とし、「スマートHACCPの導入で全工程をリアルタイムで管理し、品質中心の生産文化を強化して、簡便食品製造分野を先導していく」と述べました。