K-ビューティーとファッション、イタリアのミラノでヨーロッパ市場への進出をスタート

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By Global Team

ソウル市とイタリア国立ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana, CNMI)がK-ビューティーとファッション産業の欧州市場進出を目指し、本格的な協力に乗り出しました。ソウル市は4日午前(現地時間)、ミラノに位置するCNMI本部を訪れ、両都市間のグローバルパートナーシップ強化策について議論しました。

ソウル市は昨年2月にCNMIと業務協約を締結したのに続き、今回の会合でソウルファッションウィークとミラノファッションウィーク間の協力拡大、プラットフォーム共同活用、ファッション関連の関係機関間交流を中心にした協約を締結しました。

オ・セフンソウル市長はミラノファッションウィーク参加ブランドのソウルファッションウィーク参加を提案し、ソウルファッションウィークの国際的地位向上の方策を模索しました。

同日午後には、ミラノの代表的なセレクトショップ「10 Corso Como」で「K-Vibe from Seoul」ポップアップ展示が開催されました。オ市長は展示現場を訪れ、ミラノ市民にソウルのビューティー・ファッション産業と文化を直接紹介し、国内ブランド関係者とともに海外進出の方策を議論しました。

イタリア ミラノ セレクトショップ wok-store
イタリア ミラノ セレクトショップ wok-store ⓒソリューションニュース イ・スンフン記者 23.07.14.

今回のイベントには美容ブランド8社とファッションブランド6社が参加しました。参加ブランドは現地市民にスキンケア法、スタイリングのヒントを共有し、韓国式の飲料香水を活用した体験イベントも行いました。ミラノのインフルエンサーとのネットワーキングを通じて、SNSを通じたブランドプロモーションも行われました。

韓国は2024年基準で世界3位の化粧品輸出国(102億ドル)に成長しましたが、欧州市場のシェアはまだ低い水準です。ソウル市はミラノイベントを欧州市場進出の開始点とし、現地ネットワークの拡大とマーケティングの強化を推進する計画です。

ソウル市はビューティー・ファッション産業を文化コンテンツとして育成するために、ソウルビューティーウィーク、ソウルビューティーハブ運営、海外ファッションウィーク参加支援、ハイソウルショールーム運営など多様な政策を推進中です。

昨年のソウルビューティーウィークには39の国の200以上のバイヤーと207の企業が参加し、合計1,049件の相談が行われ、約3,900万ドル(約533億)規模の受注契約が成立しました。今年開館したソウルビューティーハブはデザイン、流通、輸出の全過程を支援し、100の企業の海外進出を目標にしています。

また、ソウル市は東大門一帯を複合消費文化空間に再編し、ファッション・ビューティーの中心地として再跳躍させる計画を準備しています。コンテンツ融合と市民参加型の祝祭を通じて商圏の活性化と産業基盤の強化を同時に推進しています。

この日の最後のスケジュールとして開かれた「ミラノ現地進出企業インタビュー」には、KOTRAと現地企業が参加しました。オ市長は「ソウルの競争力が国家競争力だ」と強調し、企業が世界舞台でより成長できるよう支援を惜しまないと述べました。

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