
LGエネルギーソリューションは戦略的パートナーシップを締結し、2025年から2030年までの5年間で総4GWh規模の住宅用ESSバッテリーを供給することに合意しました。この契約は、LGエネルギーソリューションの完全出資米国法人であるVertechを通じて行われました。
今回供給されるバッテリーはすべてアメリカ現地で生産されます。LGエネルギーソリューションはミシガン州ホランド工場にESS生産ラインを構築し、2024年下半期からLFPバッテリー生産を開始する予定です。
デルタエレクトロニクスは、テスラやアップルを顧客に持つグローバル電力管理専門企業です。太陽光発電システムとESSを統合したハイブリッドインバータ技術を有しており、今年下半期にはLFPベースのオールインワン製品をアメリカ市場に投入する計画です。
アメリカ政府が中国産ESSバッテリーに対する輸入関税の引き上げを予告している状況で、現地生産基盤は市場参入の決定的な競争力として注目されています。LGエネルギーソリューションとデルタは技術力と生産能力を組み合わせて市場支配力を強化する方針です。
市場調査会社フォーチュンビジネスインサイトによれば、アメリカの住宅用ESS市場規模は2022年に約9億ドルから2030年には約47億ドルに、年間平均23%以上成長する見込みです。