ソウル市、建物エネルギー申告・等級制を集中的に運用 – 民間・公共対象5~7月

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By Global Team

ソウル市は5月から7月まで「建物エネルギー申告・等級制度」を集中運営すると発表しました。この制度は温室効果ガスの主な排出源である建物部門のエネルギー総量管理を強化するために設置されました。

「建物エネルギー申告・等級制度」とは、公共および民間の非居住用建物がエネルギー使用量をオンラインで自己診断して申告すると、ソウル市がそれを基に評価し等級を提供する制度です。対象は民間建物が延べ面積3,000㎡以上、公用建物が1,000㎡以上です。

申告対象は直前の1年間に使用した電気、都市ガス、熱エネルギー(地域熱供給)であり、ソウル市はこれを建物用途と規模別の基準で分析し、AからEまでの等級を付与します。

この制度は昨年全国初で導入され、全体4,346件の対象建物のうち4,281件が申告を完了し、98.5%の参加率を示しました。等級評価の結果、B等級以上の優れた建物が半数を超え、そのうち18件の建物が「ソウル型低炭素優秀建物」に選ばれ、表彰されました。

D等級以下の建物382件には温室効果ガスとエネルギー削減コンサルティングを提供し、改善を促しました。

今年は民間部門の自発的参加を拡大し、他の公共機関の参加も奨励する予定です。評価結果に応じて低等級の建物にはエネルギー効率改善と温室効果ガス削減のためのカスタマイズコンサルティングも継続して支援します。

申告はソウル市低炭素建物支援センターのウェブサイトで可能であり、等級結果は2025年9月中に同じサイトで確認できます。

年間随時の申告と評価が可能ですが、年末に選定する「ソウル型低炭素優秀建物」への参加のためには集中申告期間の5月から7月内に評価を完了しなければなりません。

チョン・ジウク、ソウル市親環境建物課長は「ソウル市の温室効果ガスの約68%が建物から発生している」とし、「この制度は建物自らの炭素中立状態を自己診断できる実効的な手段だ」と述べました。さらに「等級が低くても不利益はなく、むしろコンサルティングなど改善の機会が提供される」と付け加えました。

建物エネルギー申告·等級制度のポスター資料
建物エネルギー申告·等級制度のポスター資料

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