Instagramはスマートフォンで撮影された写真を元の比率でそのままアップロードできるように、3:4画面比のサポートを公式に導入しました。クリエイターはもちろんのこと、一般のユーザーも特別な編集なしに簡単に投稿できるようになり、正方形中心のInstagramの画面構成にも変化が予告されています。

今回の措置は、単一画像投稿はもちろん、複数の写真をまとめるキャラセル形式まですべて該当します。以前に写真をアップロードする際に自動で切り取られたり拡大された不便さが解消されます。特に写真の構図や意図をそのまま維持しようとしていたユーザーにとっては嬉しい変化です。
Instagramはかつて、1:1正方形画面比を堅持し「整頓されたグリッド」を強みとして掲げていました。しかし、モバイル撮影が日常化する中で、多くのスマートフォンが基本設定で使用する3:4比率との乖離は次第に不便な要素として指摘されてきました。写真が元の画像よりも切られたり比率が不自然に調整されて意図された画像構成が乱れたからです。
Instagram側は今回のアップデートを通じて「スマートフォンで撮影したそのままの写真が投稿できるようにした」と説明し、「以前よりはるかに自然な写真共有が可能になる」と述べました。
この改善は、最近Instagramがビデオ中心のコンテンツであるリール(Reels)を強化している状況で下された決定であるため注目されています。実際に今のInstagramフィードの半分以上はAIおすすめベースのリールで埋められています。しかし、今回の機能改善は静的な画像コンテンツも依然として重要な軸として維持するというシグナルに解釈されます。
Instagramは2015年に正方形形式の外に横・縦拡張比率を初めて許可した後、段階的に画面比の自由度を高めてきました。今回の3:4比率正式導入もその流れの延長線上にあります。
Instagramが最近4:5比率を導入した際にも、既存の投稿の構図や整列がずれ、大きな混乱が生じました。今回の3:4比率対応もユーザーに柔軟性をもたらす変化ですが、一部のコンテンツでは画像の配置やフィード構成の混乱が再び浮上するかもしれないという懸念も出ています。