現代自動車スト、1時間当たり187億損失…過去にはこうやって解決した

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By Global Team

現代自動車労組が13日から15日まで3日間、勤務組ごとに1日2時間の部分ストライキに入った。昨年に続き2年連続のストライキで、約5000台の生産支障と2000億ウォン規模の売上損失が見込まれている。

労組は基本給14万9600ウォン引き上げと純利益の30%を成果給として求めている一方、会社側は基本給8万9000ウォンと成果金350%+1000万ウォンを提示しており、隔たりは大きい。解雇者の復職と定年延長も争点となっている。

労使は2019年から2024年まで、創業以来初めて6年連続の無紛争妥結を記録してきた。電気自動車工場への投資や熟練人材の再雇用拡大といった“交換”が、妥結の公式だった。

16日の中央争議対策委員会が追加ストライキの分岐点となる。完全月給制の共同研究など、すでに接点を見いだした議題をてこに集中的に交渉する方法が解決策として取り上げられている。

현代自動車グループ良才本社庁舎(写真=現代自動車グループ)

現代自動車の労使賃金交渉が2年連続でストライキに発展した。全国金属労組・現代自動車支部は13日から15日までの3日間、勤務組別に1日2時間の部分ストを実施している。

蔚山工場の組合員2万人余りをはじめ、全州・牙山工場の生産ラインも一時停止した。生産ライン基準では1日最大4時間、3日間で計12時間が止まる規模だ。業界では、今回のストで約5000台の生産に支障が生じ、2000億ウォン規模の売上損失が発生する可能性があると見積もっている。時間当たりの生産支障額は187億ウォンを超えると計算される。

労使は8日まで15回交渉したが、接点を見いだせなかった。水面下での協議は続いているものの、進展がなければ16日の中央争議対策委員会で追加ストライキが決定される可能性が取り沙汰されている。

ストライキの手順は先月固められた。労組は交渉決裂を宣言した後、中央労働委員会の調整を経て、先月24日に争議行為の賛否投票を可決した。賛成率は投票者の92%に達した。全国金属労組の総スト決議大会が開かれる15日には、スト時間を勤務組別に4時間以上へ延長する案も検討されているという。

◆ 賃金格差に加わった復職・定年争点

交渉がこじれた主因の1つは賃金格差だ。労組は昇給分を除いた基本給14万9600ウォンの引き上げと、前年度純利益の30%の成果給、賞与800%の増額を要求している。会社側は15回目の交渉で、基本給8万9000ウォンの引き上げ、成果金350%+1000万ウォン、自社株15株を含む3回目の提示案を出したが、労組は期待に届かないとして拒否した。

賃金以外の争点が対立を深めている。過去の労組活動の過程で違法行為により解雇された組合員の復職と定年延長をめぐり、労使は平行線をたどっている。崔永日・現代自動車代表理事は10日の談話文で「解雇者の復職、定年延長などを理由にストライキを行うのは遺憾だ」と述べたが、労組は会社がストの責任を労組に押し付けていると反論した。

経営環境の認識の違いも背景にある。会社側は昨年の営業利益減少、今年上半期の販売不振、米国の関税負担を挙げ、余力は大きくないとの立場だ。

労組は物価上昇を考慮した実質賃金の引き上げが必要だと対抗している。ノランボンブ法の施行で元請け・下請け交渉の構図が変わった点や、AIとロボット導入に伴う雇用不安も、今年の交渉を例年より複雑にした要因として指摘されている。

◆ 6年連続無紛争が示した妥結の公式

現代自動車の労使が対立ばかりを繰り返してきたわけではない。2019年から2024年まで、労使は創業以来初めて6年連続で無紛争妥結を記録した。対立の争点を別のカードと交換する方式が繰り返し機能した。

2022年には、会社側が2兆ウォンを投じて蔚山に国内初の電気自動車専用工場を新設することを決め、四半期ごとの労使定例協議体を設けることで合意が成立した。雇用安定という労組の要求を、未来投資の約束で受け止めた事例だ。

2024年には、基本給11万2000ウォンの引き上げと成果金500%+1800万ウォンなど当時最高水準の賃金条件に加え、退職後の再雇用期間を1年から2年に延長し、技能職800人を追加採用する案が盛り込まれた。法定定年には手を付けず、再雇用拡大で定年延長要求を迂回した折衷案だった。暫定合意はスト予定日の2日前に出された。

ストが起きた後にも出口はあった。昨年、労組は7年ぶりに部分ストに踏み切ったが、その後、部分ストと集中交渉を並行した末に、賃金・団体協約を妥結した。ストがそのまま長期対立につながるわけではないということだ。

◆ すでに接点はある、16日が分岐点

今年の交渉にも足がかりはある。労使は完全月給制導入のための共同研究とタスクフォース運営に合意し、フィジカルAIとロボティクスなど新技術の導入に共同対応することで意見をまとめた。核心技術職の能力向上費の引き上げと手当改善案にも接近している。賃金総額ではなく議題ごとには、すでに“取引”が成立しているわけだ。

過去の妥結の公式に照らせば、残る課題は明確だ。賃金格差は追加提示で縮めつつ、定年や復職のように法と原則が関わる議題は、再雇用拡大や雇用安定の約束といった代替カードで解く流れが、繰り返し実証された解決策だという分析が出ている。

労組が交渉の可能性を閉ざしておらず、会社側も早期妥結の意思を示していることから、16日の争対委前までの集中交渉で折衷案が出るかどうかが、今週の正念場となる見通しだ。

スト長期化のコストは労使双方に返ってくる。関税と販売不振が重なる時期の生産支障は会社の業績を圧迫し、業績悪化は再び成果給の原資を減らす構造だからだ。2年連続のストが3日で終わるのか、それとも拡大に向かうのかは、今週の交渉テーブルで決まると分析されている。