麻薬事犯5203人を検挙…10人中4人がテレグラムで購入

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By Global Team

警察は3月から6月にかけて新種の麻薬や医療用麻薬、繁華街一帯の麻薬犯罪を集中取り締まりし、5203人を検挙して1039人を拘束した。検挙人数は前年同期比で94人(1.8%)、拘束人数は75人(7.8%)増えた。拘束の増加幅が検挙人数の伸びを上回った点は、取り締まり対象が服用者よりも罪質の重い供給・組織的犯罪に移っていることを示すものと解釈される。

警察が3~6月の集中取り締まりで5203人を検挙、1039人を拘束(写真=ソリューションニュースAI画像イラスト)
警察が3~6月の集中取り締まりで5203人を検挙、1039人を拘束(写真=ソリューションニュースAI画像イラスト)

麻薬流通の舞台は街頭からオンラインへと移りつつある。クラブや繁華街を重点的に摘発する方式では捕まえられない取引が、テレグラムのチャットルームと仮想資産ウォレットの中で広がっている。

警察庁国家捜査本部は、3月から6月まで新種麻薬と医療用麻薬、繁華街周辺の麻薬犯罪を集中取り締まりし、5203人を検挙して1039人を拘束したと2日に明らかにした。検挙人数は前年同期より94人(1.8%)、拘束人数は75人(7.8%)増加した。拘束増加率が検挙増加率を上回ったことは、取り締まり対象が使用者よりも供給・組織犯罪へ移っている証拠とみられる。

◆ 繁華街は減り、オンラインは増えた、市場が動いた

数値の変化は麻薬市場の構造変化を示している。クラブなど繁華街一帯の麻薬事犯は、昨年前半の191人から今年は84人へと半数以上減少した。政府合同点検が効果を上げたとの評価が出ている。

一方、テレグラムなどのオンライン空間で検挙された事犯は2178人と300人増え、全体の41.9%に達した。昨年同期間の36.8%から1年で5ポイント以上上昇した。取り締まりの厳しい場所を避け、取引が非対面空間へ移った流れと解釈される。

供給網を狙った捜査にも重きが置かれた。製造・密輸・販売などの流通事犯は2040人で、全検挙人数の39.2%を占めた。昨年同期間の1860人(36.4%)より比率が高まり、製造・密輸事犯は26.7%急増した。服用者中心の検挙から供給組織の壊滅へと捜査の軸が移っているという解釈が出ている。

国家情報院や海外動向情報を共有し、関税庁と合同捜査を行って、英国から麻薬42キロを大邱空港へ密輸入した容疑者も摘発した。捜査の過程で回収した犯罪収益は38億4000万ウォンにのぼる。単独機関の摘発を超え、情報機関や税関と連携した協力網が密輸阻止の成果につながったと評価されている。

◆ テレグラムと仮想資産が、麻薬への入口を壊した

オンライン取引が拡大した背景には、参入障壁の低下がある。匿名チャットルームで注文し、仮想資産で決済した後、販売者が隠した物を受け取る非対面手口が標準のように定着した。販売者と購入者が顔を合わせないため追跡が難しく、広告代行業者、運搬役、密輸役に役割を分業する構造が捜査網をかく乱する。

最近の裁判所判決に現れた事例は、取引実態を具体的に示している。ソウル東部地裁は7月23日、テレグラムの販売者に45万ウォンを送った後、ソウル市城東区のある建物裏手の鉄扉に絶縁テープで貼り付けられていたフィロポン約1グラムを受け取った被告に実刑を言い渡した。販売者と一度も会わずに取引が完了する、いわゆる「置き去り」手口が日常的な取引方法として定着していることを裁判記録が示した事件だった。

警察は、オンラインで麻薬に容易に接近できることに加え、電子たばこ機器などの使用手段まで多様化し、若年層を中心に新種麻薬が広がっていると説明した。実際、フィロポンと合成大麻、ケタミンなどの向精神性医薬品事犯は4300人で、全体の82.6%を占めた。

医療用麻薬の危険も高まっている。不法取扱い事犯は337人で、前年同期比9.1%増えた。今年2月には、プロポフォールを投与したまま車を運転し、盤浦大橋の下へ転落した事件が発生し、医療用麻薬の乱用が本人だけでなく不特定多数の安全まで脅かす事実が明らかになった。

外国人犯罪の増加傾向も鮮明だ。外国人麻薬事犯は848人で、昨年同期間の734人より114人(15.5%)増えた。国籍別では、タイ275人、中国233人、ベトナム147人の順だった。

外国人の検挙者のうち供給事犯は400人で47.2%を占め、全体の供給事犯比率(39.2%)を大きく上回った。国内滞在外国人コミュニティが流通経路として利用されている証拠と受け止められる。本国の組織と国内コミュニティをつなぐ供給線が形成されると、取り締まりを逃れて再編されやすいため、初期遮断が重要だと指摘される。

◆ 検挙だけでは終わらない、追跡・遮断・治療の三重対応が課題だ

警察は3日から12月31日までの5か月間、下半期の集中取り締まりに入る。上半期の重点対象だった新種・医療用麻薬に、オンラインと外国人の麻薬犯罪を追加した。

市道警察庁の専従チームがテレグラム販売チャネルの運営者や広告代行業者、運搬役、密輸役を重点的に捜査し、41人規模の仮想資産専担追跡・捜査チームも稼働させる。外国人犯罪については、国際犯罪捜査隊を前面に出し、密集地域や商店街を中心に情報収集を強化する。

首謀者が海外にとどまり国内流通網を遠隔で指揮する構造では、送還なしに組織を壊滅させるのは難しい。パク・ワンヨルの送還事例のように、現地の捜査機関や税関との協力チャネルを常時化してこそ供給遮断が可能だという指摘が出ている。サーバーを海外に置くプラットフォームから取引情報を確保する問題も、捜査当局に残された課題だ。

需要抑制がなければ取り締まり効果は半減するとの声も根強い。検挙された服用者が治療や更生なしに社会へ戻れば再犯の連鎖は断ち切れないため、処罰と治療・予防教育を並行させる対応体制が必要だとの指摘が続いている。オンライン取引の主な利用層が若い世代であることから、学校や地域社会での予防教育を前倒しすべきだという注文もある。

捜査体制再編の変数も残る。ホン・ソッキ国家捜査本部長は、中大犯罪捜査庁の新設など捜査環境の変化に備え、政府全体の麻薬対応体系に空白が生じないようにすると明らかにした。組織改編の過渡期に取り締まりの勢いが揺らがないよう、機関間の役割調整も並行して行うべきだとの見方が出ている。

ホン・ソッキ国家捜査本部長は「海外の捜査機関や税関など関係機関との協力を強化し、麻薬類の国内流入を遮断するとともに、国内流通事犯の検挙にも警察の捜査力を集中させる」と述べた。街頭から追われ、画面の裏に隠れた麻薬市場をどこまで追跡できるかが、下半期の取り締まり成績を左右するとみられる。