[中東戦争]米国・イスラエルの爆撃も無駄に…イランのミサイル基地50カ所が急速復旧

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By Global Team

CNNの衛星分析により、イラン地下ミサイルトンネルの入口69か所のうち50か所が再開放されたことが確認された。

数百メートルの岩盤の下にはミサイル約1000基が保管されているとみられ、米国とイスラエルの空爆戦略の限界が露わになった。

米国とイスラエルの集中空爆を受けたイランの地下ミサイル基地のかなりの数が、急速に復旧していることが分かった。

停戦後、イランは重機を投入して埋まったトンネル入口を再び開き、損傷したアクセス道路もほぼ復旧させたことが確認された。

CNNは先月30日(現地時間)、独自に衛星写真を分析した結果、イランの地下ミサイル施設にあるトンネル入口69か所のうち50か所が再び開いた状態だったと報じた。対象は18の地下施設で、停戦宣言からわずか7週間余りだった。

復旧に使われた機材はごく普通のものだった。衛星写真には、ブルドーザーやダンプトラック、掘削機などが埋没した入口の瓦礫を取り除く様子が写っていた。先端兵器でふさがれた通路を、工事現場で一般的に使われる機材が再び切り開いた形だ。

トンネル入口50か所、道路まで原状回復

復旧の兆候は複数の基地で確認された。デズフルのミサイル基地では、地下施設につながる入口5か所のうち4か所が再び開いた様子が、先月12日の衛星写真に捉えられた。

ふさがったのは1か所だけだった。イスファハンやホメイン近郊の基地でも、埋もれていたトンネル入口が復旧し、爆撃でえぐられた道路の窪みも大半が埋め戻された。

米国とイスラエルが戦争期間中に採った手法は、入口の封鎖だった。地下深くの貯蔵庫を直接破壊するのではなく、トンネル入口と道路を爆撃してミサイルの接近を遮断する戦略だった。ミサイルを地下に閉じ込めておこうという狙いだった。

しかし、その効果は長続きしなかった。入口の封鎖は一時的な遮断にすぎず、施設そのものを除去するものではなかった。停戦とともに、イランはすぐに復旧に着手した。

岩盤下にミサイル1000基と推定

専門家の見方はより慎重だ。一部の施設は数百メートル厚の岩盤の下に建設されており、地上からの攻撃だけでは致命的な損害を受けていなかった可能性が指摘されている。

専門家は、イランが依然として約1000基のミサイルを地下に保管していると推定する。入口が開いたことで、その備蓄に再び接近できる道が確保されたという意味でもある。

米ミドルベリー国際研究所傘下のジェームズ・マーティン非拡散研究センターのサム・レーア研究員は、「発射台と運用要員さえ確保できれば、ミサイル生産が止まっても発射を続けることができる」と評価した。備蓄量そのものが十分だという見方だ。

ドナルド・トランプ米大統領は、戦争期間中、イランのミサイル戦力の無力化を主要目標に掲げていた。米国とイスラエルは基地だけでなく、生産工場まで含めた供給網全体を広範囲に攻撃した。しかし、米情報当局でさえ、イランがドローン生産を再開し、ミサイル発射台と生産能力を回復させていると評価していると伝えられた。

「戦術的成功、戦略的失敗」の教訓

今回の事例は、空爆戦略の限界を改めて示した。専門家は、入口を埋める戦術は短期的な成果をもたらしたものの、地下深くに埋もれた施設を空から除去するのは難しいとみている。

精密爆撃で通路を塞ぐことには成功したが、それは戦力の除去を意味しなかった。

復旧の速度も予想を上回った。ある情報当局関係者は、イランが当初の見込みより早くミサイル能力を回復させていると評価したという。封鎖と復旧の時間差が、空爆によって得た優位を急速に相殺した形だ。

残る変数は、敵対行為の再開の可能性だ。再び衝突が起きた場合、入口だけを狙う爆撃でイランのミサイル戦力を封じ込められるのかが焦点となる。地下深くに置かれた戦力をどう扱うかが、今後の中東情勢を左右する重要課題として残された。