Photoshop対応タブレット・クリップ型イヤホン・iPhone対応タグ…サムスンGalaxy 10月新製品3種まとめ

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By Global Team

主なポイント

▶ サムスン電子は1日、プレミアムタブレット「Galaxy Tab S12 Ultra・S12+」、初のクリップ型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」、位置追跡タグ「Galaxy SmartTag3」を同時に発表した。

▶ Tab S12 Ultraは厚さ5.1mmで、14.6インチの画面を搭載。前モデルに比べ、NPU性能は約61%向上し、動画再生時のバッテリー駆動時間は最大23時間。

▶ Buds Onは耳をふさがず、耳介に装着するオープン型。低音を補強するスピーカーと音漏れ防止機能を備える。10月27日に韓国で先行発売され、価格は29万9,000ウォン。

▶ SmartTag3は前モデルより体積を35%、重さを33%削減。Bluetooth 6.0のチャネルサウンディングにより、最大60m離れた場所から方向と距離を確認できる。iPhoneでも位置を確認できる。7日発売、価格は4万4,000ウォン。

サムスン電子のクリップ型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」製品画像
サムスン電子のクリップ型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」製品画像

サムスン電子がタブレット、イヤホン、位置追跡タグを一挙に発表した。同社は1日、「Galaxy Tab S12 Ultra」と「Galaxy Tab S12+」、「Galaxy Buds On」、「Galaxy SmartTag3」を公開した。

タブレットとSmartTagは7日、イヤホンは10月27日に韓国で発売される。各製品の変更点を見ていく。

◆ Galaxy Tab S12 Ultra・S12+:厚さ5.1mm、バッテリー駆動時間は23時間

Galaxy Tab S12 Ultraの製品画像
Galaxy Tab S12 Ultraの製品画像

Tab S12シリーズはUltraとPlusの2モデル。Ultraは前モデルのTab S11 Ultraと同じ厚さ5.1mmを維持した。画面サイズは14.6インチ(369.9mm)。Plusは前モデルのTab S10+(12.4インチ)より大きい12.6インチ(320.4mm)の画面を搭載し、ベゼルを狭くした。

両モデルともDynamic AMOLED 2Xディスプレイを採用し、最大輝度は1,600ニト。周囲の明るさに応じて画面の輝度を調整する「ビジョンブースター」を搭載し、屋外でも画面を見やすくした。スピーカーは4チャンネル。

性能も前モデルから向上した。サムスン電子によると、UltraモデルはTab S11 Ultraと比べ、AI演算を担うNPUが約61%、CPUが約19%、GPUが約17%高速化した。プロセッサーの名称は公表していない。熱を拡散する3Dベイパーチャンバーを新たに設計し、高負荷の作業を長時間続けても性能が低下しにくくした。

動画再生時のバッテリー駆動時間は、Ultraが最大23時間、Plusが最大21時間。45Wの超急速充電に対応し、約95分でフル充電できる。Sペンが標準付属し、六角形の形状で手になじみやすい。アルミニウム製の「Pro Keyboard」は別売り。キーボードにはAIアシスタントをすぐに呼び出せる「Galaxy AIキー」を備える。

OSはAndroid 17ベースのOne UI 9。マルチウィンドウ機能で画面を最大3分割できる。講義動画を見ながら、画面の一方にSamsung Notesを表示し、AIアシスタントも同時に使うといった使い方が可能だ。Sペンで書いたメモは「ノートアシスト」がすぐに要約する。Samsungブラウザは複数のタブの内容をまとめて要約するほか、数日前に見たウェブページを探し出す。

最大の変更点はPhotoshopだ。Androidタブレットとして初めて、Adobe Photoshopをプリインストールして発売する。タブレット画面とSペンに合わせた画面構成で、描画や写真編集ができる。Photoshopモバイルのプレミアムプランを4カ月間無料で利用できる。

ノートアプリのNotabilityは6カ月間無料で、初回のサブスクリプションが20%割引となる。Goodnotes、LumaFusion、Notion、CLIP STUDIO PAINT、MyScript Notes、MyScript Math、Noteshelf 3、ArcSiteにも、無料利用期間や割引が適用される。

「Google AI Pro」の6カ月無料利用権も含めると、サムスン電子が発表した特典の総額は約80万ウォン相当。無料期間はアプリによって異なる。

カラーはグレーとシルバーで、5GモデルとWi-Fiモデルを用意する。Ultraはメモリー16GB・ストレージ1TB、12GB・512GB、12GB・256GBの3種類。Plusは12GB・512GBと12GB・256GBの2種類。

価格はUltraが189万9,700ウォンから301万8,400ウォン、Plusが154万9,900ウォンから206万9,100ウォン。

7日に韓国、米国、英国、ドイツ、インド、日本などで発売する。1日から6日までにSamsung.comで事前通知を申し込み、購入した人には抽選でGalaxy Watch Ultra2、Galaxy Watch9、Galaxy Buds4 Proをプレゼントする。OSのアップグレードは最大7回まで対応する。

キム・ジョンヒョン副社長は「Galaxy Tab S12シリーズは、絶えず新しいアイデアを探求し、能力を伸ばし、目標を実現していくユーザーのためのプレミアムタブレットだ」としたうえで、「強力なハードウェアに最新のGalaxy AIを組み合わせ、ユーザーが最高の生産性を体験できるよう支援する」と述べた。

◆ Galaxy Buds On:耳に掛ける初のクリップ型

サムスン電子のクリップ型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」製品画像
サムスン電子のクリップ型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」製品画像

Buds Onは、Galaxy Budsシリーズ初のクリップ型イヤホン。耳の穴に入れず、イヤリングのように耳介に掛けて装着する。

耳をふさがないため、音楽を聴きながら車の音やアナウンスも聞こえる。サムスン電子は、耳の形状データを分析し、装着シミュレーションを経てスピーカーとバッテリーの位置を決めたと説明した。操作はイヤホンの背面をタッチして行う。

オープン型は耳をふさがない一方、低音が弱く、音漏れしやすい。サムスン電子は低音を補強する「ツインブーストスピーカー」と、周囲の騒音に応じて音量を自動調節する機能でこれを補う。

音漏れを抑える機能をGalaxy Budsシリーズで初めて搭載した。チップにはQualcomm Snapdragon S7 Gen 1 Sound PlatformとクラスDアンプを採用。1回の充電で最大9.5時間、音楽を再生できる。

通話機能「インテリジェント・クリアコール」は、3つのマイクと骨伝導振動センサー(VPU)を併用する。骨伝導センサーが発話時に生じる骨の振動を捉え、自分の声だけを抽出する。さらに機械学習を組み合わせ、風や掃除機の騒音の中でも声を明瞭に伝えるという。

Galaxy AIとも連携する。「ヘイ、Google。ライブで話そう」と話しかけると、Gemini Liveが起動する。「クイック音声メモ」は、イヤホンを長押しして思いついたことをすぐに録音し、後からBixbyで検索できる機能だ。

Galaxy AI対応端末でSamsungのボイスレコーダーアプリとBixbyを利用できる状態にし、事前設定を行う必要がある。うなずくと電話に出て、首を横に振ると通話を終了する。アラームを止めるときや、通知を読み上げるかどうかを選ぶときも同じ動作を使う。ケースを開けるとすぐに接続され、ウェアラブルアプリを使わず、設定画面やクイックパネルから音量やイコライザーを変更できる。

10月27日に韓国で先行発売し、その後、他の国でも順次発売する。カラーはブラックのみで、価格は29万9,000ウォン。

キム・ジョンヒョン副社長は「Galaxy Buds Onは、消費者のさまざまな日常の使用シーンに合わせて設計したフォームファクターで、周囲の環境と自然につながった状態で、快適に音楽を楽しめる体験を提供する」と述べた。

◆ Galaxy SmartTag3:小型化し、より遠くまで探せる。iPhoneにも対応

サムスン電子が公開した、より小型で高精度になった「Galaxy SmartTag3」
サムスン電子が公開した、より小型で高精度になった「Galaxy SmartTag3」

SmartTag3は、鍵やバッグ、ペットなどに取り付けて位置を探すためのデバイス。前モデルに比べ、体積を約35%、重さを約33%削減した。角を丸くし、ボタンにはアルミニウム仕上げを施した。キーリング付きのシリコンケースとループケースも発売する。防水・防じん性能はIP67。

Galaxy SmartTagシリーズで初めてiOS端末に対応する。これまでは「SmartThings Find」に対応するGalaxy端末でのみ、タグの位置確認や共有ができた。SmartTag3はiPhoneでも位置を確認・共有できる。

バッテリーは交換式のコイン型電池(CR2032)1個。通常使用で最大550日、省電力モードでは最大790日使用できる。サムスン電子は業界最高水準だとしている。

探索可能な距離も伸びた。スマートフォンを持って移動するとタグの信号強度を画面に表示する「近くを探索」に、Bluetooth 6.0の「チャネルサウンディング」技術を採用した。2台の機器間の距離を精密に測定する技術だ。

周囲の環境によっては、最大60m離れた場所から「コンパスビュー」でタグの方向と距離を確認できる。前モデルの約3倍の距離だ。20m以内に入ると、超広帯域無線(UWB)技術で正確な位置を特定する。

広い公園で鍵をなくした場合、60m以内ならコンパスビューで方向を確認し、20m以内に入ればUWBで正確な場所を探せる。コンパスビューはGalaxy Z Fold8 Ultra、Z Fold8、S26 Ultra、S26+でのみ利用できる。

スマートフォンとの直接接続が切れても、「Galaxy Findネットワーク」で探せる。低消費電力BluetoothとUWBを活用した位置探索ネットワークで、世界中の9億台を超えるGalaxy端末が接続されている。「オフライン検索」を有効にした近くのGalaxy端末がタグを検知し、位置を知らせる。位置情報の更新速度も向上した。

通知機能も増えた。新機能の「設定した場所で通知を受け取る」では、庭や駐車スペースなどのエリアを設定しておくと、タグを付けた物やペットがそのエリアに出入りした際に通知が届く。「動きを検知したら通知を受け取る」では、接続が切れた後にタグが動くと通知する。「位置履歴」では、タグが通った経路を確認できる。

NFC対応の「紛失モード」を有効にしておくと、タグを拾った人がNFC対応スマートフォンをかざし、登録済みの連絡先やメッセージを確認できる。タグのボタンを押して照明の電源を切ったり、カーテンを閉めたりするSmartThingsのルーティンを実行する「SmartThings IoT制御」にも対応する。位置データは暗号化される。

7日に韓国で発売し、その後、順次各国で展開する。カラーはホワイトとブラックで、価格は4万4,000ウォン。ホワイト2個とブラック2個の4個セットは、15%割引の14万9,600ウォン。

10月31日までにGalaxy Z Fold8 Ultra・Fold8・Flip8、S26シリーズ、S26 FEを購入した人には、SmartTag3とケースのセットを30%割引する。Galaxy Tab12 Ultra・Tab S12+の購入者には、SmartTag3を30%割引する。

キム・ジョンヒョン副社長は「ユーザーは旅行かばんだけでなく、日用品やペットの位置も簡単かつ便利に確認したいと考えてきた」としたうえで、「Galaxy SmartTag3は、こうした多様な使い方をコンパクトなデザインに盛り込み、強力なGalaxy Findネットワークを通じて、より精密な位置確認を可能にする」と述べた。