ブルームバーグのグーマン記者は、試験利用者らが耐久性と携帯性を高く評価したと伝えた。
折りたたむと5.5インチの一般的なスマートフォンサイズとなり、開くと7.8インチのiPad風ディスプレーになる。望遠レンズとFace IDは搭載されていない。
9月9日前後のイベントで、iPhone 18 Proとともに発表される見通しだ。
■ 何が問題なのか
画面を折りたたむフォルダブルスマートフォンは、2019年の初登場以降も、折りたたみ部分の耐久性や厚さへの懸念から、大衆向け製品として定着していない。世界のスマートフォン市場をけん引するアップルは、7年以上にわたり折りたたみ製品を投入してこなかった。
■ どう解決したのか
来月の公開を控えるアップル初の折りたたみ式iPhoneを事前に使ったユーザーは、ヒンジの耐久性と携帯性に合格点を与えたと、ブルームバーグが23日(現地時間)に報じた。折りたたんだ状態では5.5インチの通常のスマホサイズでポケットに収まり、開けば7.8インチの画面がiPadのように使える。
[要点]
▶ カメラは、ファインダーとして使いやすいと評価されたが、望遠レンズと顔認証(Face ID)は省かれた。ロック解除は側面ボタンの指紋認証で行う。
▶ 予想価格は2000ドル以上で、ストレージ容量の大きいモデルは2500ドルを超える可能性がある。
▶ 9月9日前後のイベントで、iPhone 18 Pro・Pro Maxとともに公開される見込みだ。

アップルが準備中の初の折りたたみ式iPhoneは、初期ユーザーから好意的な評価を得た。ブルームバーグのマーク・グーマン記者は、ニュースレター「Power On」で、社内で「iPhone Ultra」と呼ばれるこの製品を事前に使った人々の反応を伝えた。
フォルダブルフォンは、本のように画面を折りたたんで広げるスマートフォンだ。アップル製品は、折りたたむと5.5インチの外側ディスプレーを使う一般的なスマホになり、開くと約7.8インチの内側ディスプレーが現れる構造だ。
◆ ヒンジと携帯性は合格点…画面はiPadのように
試験利用者は、まず2点を挙げた。ポケットに無理なく入るサイズ感と、何万回も折りたたんでも耐えうるように作られたヒンジの完成度だ。折りたたみ部分の耐久性は、フォルダブルフォンの購入をためらわせてきた代表的な弱点だった。
開いたときの画面活用性も好評だった。内側ディスプレーは縦より横が長い形で、アプリ画面がiPadのように広く配置される。文書作業や動画視聴、ゲームでは通常のiPhoneより使い勝手が良いという反応が出た。
カメラは、半分の成功と評価された。開いた大画面をファインダー代わりにして写真を撮る体験は優れている一方、背面カメラは4,800万画素の基本レンズと超広角レンズの2つのみだ。遠くの被写体を引き寄せて撮る望遠レンズは省かれた。2000ドル台の製品としては物足りない点とされた。
顔認証機能も外された。開いた状態で4.5ミリにすぎない薄さを維持するため、関連部品を削った結果と伝えられた。ロック解除は、側面ボタンに搭載された指紋認証(Touch ID)が代わりを務める。
◆ 9月9日前後に公開見通し…サムスンと正面対決
グーマン記者は、アップルが9月9日前後のイベントで、折りたたみ式iPhoneをiPhone 18 Pro・Pro Maxとともに公開すると予想した。予想価格は2000ドルから始まり、ストレージ容量の大きいモデルは2500ドルを超える可能性がある。
アップル参入により、フォルダブル市場の構図も変わる見通しだ。フォルダブル市場は、Galaxy Z Fold・Flipシリーズを前面に、サムスン電子が事実上切り開き主導してきた。アップルの参入は、フォルダブルフォンが少数派の好みを超えて主流製品へと上るきっかけになるとの見方がある。
韓国の部品業界には追い風だ。フォルダブルディスプレーやヒンジ関連部品の多くを韓国企業が供給しているとされ、アップルの折りたたみ製品の販売が増えれば、韓国の供給網への恩恵が拡大するとの期待が出ている。
