主なポイント
▶ IT専門メディアのSamMobileは12日(現地時間)、これまでに判明した情報を総合し、サムスン電子が来年初めに発売するGalaxy S27シリーズは、標準・プラス・プロ・ウルトラの4モデル構成となる可能性があると報じた。
▶ 新たに加わるS27 Proは、Ultraに近い仕様を備えながらサイズを小さくし、Sペンを省いたモデルになるという。
▶ カメラモジュールは新たにデザインされる一方、性能はUltraより抑えられるとみられる。

サムスン電子が来年初めに発売するGalaxy S27シリーズのラインアップが、4モデルに増える可能性があるとの見方が出ている。
IT専門メディアのSamMobileは12日(現地時間)、これまでに流出した情報を総合し、S27の中核ラインアップが3モデルから4モデルに拡大する可能性があると報じた。下半期に派生モデルが加われば、最大6モデルとなる。
今年のGalaxy S26は標準・プラス・Ultraの3モデルで、2月25日に発表され、3月11日に発売された。8月27日に発表されたファンエディションのS26 FEを含めると、計4モデルとなる。薄型モデルのS26 Edgeは、S25 Edgeの販売不振を受けて中止された。
◆ Proはどんなモデルか
SamMobileがまとめたS27のラインアップは、標準モデルのS27、大画面のS27 Plus、新たに加わるS27 Pro、最上位モデルのS27 Ultraだ。
標準モデルはシリーズで最も画面が小さい。Plusは標準モデルと同程度の仕様で、画面だけを大きくしたモデルだ。UltraはSペンに対応する最上位製品となる。
ProはPlusとUltraの間を埋めるモデルだ。Ultraに近い仕様を備えながらサイズを小さくし、Sペンへの対応を省く。
SamMobileは7月の報道で、Proには比較的小型のボディーに大容量バッテリーと高性能な望遠カメラが搭載されると伝えていた。ProとUltraでは、背面カメラモジュールが新たにデザインされる可能性がある。
ただし、両モデルを差別化するため、Proのカメラ性能はUltraより低く設定されるとの見方だ。リーカーのIce Universeは、S27・Plus・Pro・Ultraの4モデル用ケースの画像を公開した。
◆ チップで分かれるProとUltra
SamMobileによると、S27、Plus、Proにはサムスンの次世代アプリケーションプロセッサ(AP)「Exynos 2700」が、Ultraにはクアルコムの最新Snapdragonが搭載される可能性がある。
Exynos 2700は、サムスンファウンドリーの第2世代2ナノプロセス(SF2P)で製造される。SamMobileは2日、韓国メディアの報道を引用し、Exynos 2700が量産に入り、サムスンが前世代より生産量を10%以上増やしたと伝えた。S27のラインアップが4モデルに増えることが、増産の背景として挙げられている。
Ultraに搭載するチップは、サムスン社内でもまだ決まっていない。SamMobileによると、チップを設計するシステムLSI事業部はUltraにもExynos 2700を搭載したい考えだが、スマートフォンを製造するMX事業部は性能、発熱、コストを検討している。
社内ベンチマークでは、Exynos 2700のマルチコアスコアがSnapdragonを9.5%上回ったとの報道があった。ただSamMobileは、未発売チップの初期スコアだけでは全体像は分からず、シングルコアでは依然としてSnapdragonに及ばないと指摘した。
今年のS26は、標準モデルとPlusについて、米国・中国などではSnapdragon 8 Elite第5世代を、それ以外の地域ではExynos 2600を採用した。Ultraは全世界でSnapdragonを搭載している。7月のSamMobileの報道どおりなら、S27では韓国を含むアジア・欧州で、標準・Plus・ProのすべてにExynosが採用されることになる。

◆ 下半期にはFEとEdge
SamMobileは、標準ラインアップ4モデルに加え、派生モデルが2つ登場する可能性も伝えた。S27 FEは、プレミアムなデザインを保ちながら価格を抑えたファンエディションだ。
S27 Edgeは薄型を特徴とするプレミアムモデルで、アップルの次世代薄型スマートフォン「iPhone Air 2」と競合する製品として取り沙汰されている。両モデルは標準ラインアップより遅く、来年下半期に発表される可能性がある。
サムスン電子は、S27のラインアップやチップ、発売時期について、いずれも確認していない。