中国王毅氏「氷上シルクロードとロシアの北極海航路は合致する」…プーチン側近パトルシェフ氏と海洋協力強化で合意

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By Global Team

写真=ソリューションニュース、マグニフィック提供・転載およびデータベース使用禁止
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13日、中国外務省によると、中国共産党中央外事工作委員会弁公室主任兼外相の王毅氏は北京で、ウラジーミル・プーチン大統領の側近であるニコライ・パトルシェフ・クレムリン大統領補佐官兼海洋委員長と会談し、両国の海洋戦略協力について協議した。

王氏は中国が進める「氷上シルクロード」とロシアが開発する北極海航路は合致すると述べ、パトルシェフ氏は中国の造船・物流分野の経験を活用する考えを示した。5月の首脳会談、8月の実務者会合に続く、3度目の取り組みとなる。

◆ 王毅氏「海洋協力の重要性は高まり続けている」

王氏は会談で、「中国の氷上シルクロード構築とロシアの北極海航路開発は互いに合致する」と述べ、「海洋分野の協力が中ロの包括的な戦略協力に占める重要性は、ますます高まっている」と語った。

氷上シルクロードは一帯一路構想の一環で、北極海を経由してアジアと欧州を結ぶ中国の海上輸送路開発計画だ。ロシア北岸に沿って進む北極海航路とルートが重なる。

王氏は「中国はロシアとともに、両国の海洋戦略の連携を強化し、相互補完的な強みを生かして双方の正当な海洋権益を守り、アジア太平洋地域の海上安全保障と世界の主要航路における正常な航行を維持したい」と述べた。

沿岸国の主権と安全保障を尊重しながら、エネルギーや資源を安定的に供給し、生産・サプライチェーンを安全に運営する必要があるとも指摘した。

さらに、海洋・北極分野の交流を広げ、両国関係の発展を牽引する新たな原動力とするとともに、世界の海洋秩序の改善に貢献しようと提案した。中国外務省はこの原動力を「青いエンジン」と呼んだ。

◆ パトルシェフ氏「中国の造船・物流分野の経験を活用する」

パトルシェフ氏は「国際情勢が激動するなか、ロシアと中国の新時代における包括的な戦略的協力パートナーシップは、かつてないほど重要になっている」と応じた。

ロシアが推進する北極横断国際輸送回廊の建設や多国間の海洋管理の分野で、中国との協力を強化したいと述べた。また、中国が造船や物流、海上貿易で培った経験を活用し、両国の海洋協力を拡大する考えを示した。

パトルシェフ氏は2008年から2024年5月までロシア安全保障会議書記を務めた後、大統領補佐官に就任し、海洋委員会を率いている。

8日から13日までの訪中は、海洋委員長就任後初めて。政府機関や大手物流会社、造船会社、研究・教育機関の代表が同行した。昨年11月、両国の交通当局は、極地航行の専門家育成や北極海航路を航行する船舶の乗組員訓練などを盛り込んだ商業海運協力に関する覚書を締結した。

中国の専門家らは、11月に深センで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に、両国が立場をすり合わせる場だとみている。

中国外務省は、プーチン大統領の出席を歓迎すると表明している。中国社会科学院の王暁泉研究員は環球時報に対し、ロシアは北極海航路を主要な海運動脈にするため、中国の投資や船舶、設備、市場を求めていると語った。

◆ 目標8000万トン、実績は3790万トン

両国は今年に入り、北極海航路をめぐる協力を着実に強化している。習近平国家主席とプーチン大統領は5月の北京での首脳会談で発表した共同声明で、北極海航路の貨物輸送量拡大と航路開発に向けた実務協力を引き続き推進することで一致した。

8月の両国の北極海航路協力小委員会では、中国側が海上輸送規模の拡大と航行安全の強化を通じ、北極海航路の競争力を高めることを提案した。

ロシア国営原子力企業ロスアトムによると、2024年の北極海航路の貨物輸送量は過去最多の3790万トンだった。しかし、プーチン大統領が2024年までの達成を掲げていた8000万トンには半分にも満たなかった。ロシアの北極戦略が定める2035年の目標は1億3000万トンだ。

ノルウェー北極物流センター(CHNL)の集計によると、2025年に同航路を全区間通過した貨物は320万トン、通過航海は103回だった。

コンテナ船の通過は過去最多の15回で、その大半はロシアと中国の港を往来した。2025年は海氷の融解が遅く、再凍結も早かったため、海が開いていた期間は2週間を超えなかった。ロシアの原子力砕氷船は夏の間、航路東部を開通させ続ける必要があった。