ソウル市は5月1日から5日まで続く「家庭の月」の連休を見据え、都心全域を文化体験空間として整える。
ソウル市は来月1日から5日まで、南山、ソウル広場、光化門、漢江などの代表的な空間と、図書館・博物館・世宗文化会館などの主要文化施設で、家族連れの市民が参加できる文化イベントを一斉に運営すると、28日に明らかにした。
伝統文化体験から読書・展示・公演、春の祭りまで領域も多彩だ。市は今回の行事を「Fun Seoul(ファンソウル)」としてまとめ、都心そのものをひとつの遊び場にする構想だ。
高いガソリン価格と物価負担がイベント企画の出発点となった。長距離旅行をためらう家族連れの需要を、都心の中で取り込もうという狙いだ。
◆宮殿・韓屋村が子どもの遊び場に
伝統文化空間が最初に門を開く。5日、南山ゴル韓屋村では「2026 南山ゴル子ども村」が開かれる。伝統遊びと公演、体験プログラムを一堂に集めた参加型イベントだ。同じ日、雲峴宮では「子どもの日には雲峴宮で楽しく遊ぼう」という名前で、融合国楽と創作国楽、国楽器で聴く童謡公演が舞台に上がる。
南山の烽燧台もにぎわう。烽燧儀式の再現を中心に、マジックや子ども向け武芸の模範演技、体験プログラムを組み合わせた「南山烽燧台 子どもの日フェスティバル」が繰り広げられる。徳寿宮の大漢門前では、子どもが直接参加する守門将交代儀式と伝統武芸の実演、国楽公演が続く。
毎週土曜日に常設の伝統文化行事が開かれる議政府地歴史遺跡広場では、2日に朝鮮時代の軍事儀礼である「ヨルム」の再現と「スンギョンド遊び」体験が用意される。5日には子どもの日特別行事として、ポグラク遊び、コマ回し、トゥホ遊びなどの伝統遊びとジャグリング、マジックパフォーマンスが加わる。
◆広場が図書館に、博物館が教室に
本とともに過ごす連休も可能だ。1日に開幕する「本を読むソウル広場」は、5日まで子どもの日特別プログラムとともに運営される。
東大門デザインプラザ(DDP)の芝生広場にもミニ屋外図書館が特別運営され、23日にオープンした「光化門本広場」と清渓川の「本を読む清い流れ」も連休中ずっと市民を迎える。
博物館や美術館も体験型プログラムで合流する。ソウル歴史博物館子ども博物館は「漢陽で遊ぼう!」という名前で工房・体験プログラムを運営する。景福宮では読書プログラム「本を読みな宮」が進行し、子ども向けの体験型企画展もあわせて開かれる。
ソウル市立北ソウル美術館では、詩を書き絵を描く「私が書いて、あなたが描く」プログラムが、ソウル写真美術館では写真鑑賞教育「美術館探検」が子ども参加型で用意される。
世宗文化会館は家族連れの観客に照準を合わせた。舞踊、バレエ、フィルムコンサート、合唱、国楽管弦楽、ミュージカルなど6作品を順次公開する。家族3人以上の予約には30%割引が適用される。光化門広場と漢江の水辺で行われる野外オペラ2作品まで加わる。
ソウル市立交響楽団は来月2日、ロッテコンサートホールで「2026 ソウル市響キッズコンサート – クラシック音楽旅行」を開催する。世界各国の作曲家の音楽をクラシック演奏とアニメーションで解きほぐす、子ども向けの公演だ。
◆漢江・ノドル島も春の祭りで活気
屋外の春の祭りも連休を彩る。ソウル文化財団が主管する家族芸術祭「フェスティバル・ポムポム」は来月1日から9日まで、ノドル島、ソウルの森、西ソウル湖公園などで開かれる。4つのテーマフェスティバルを一つにまとめた統合型イベントだ。
見どころはさらにある。ソウルスプリングフェスティバル、車のない潜水橋トゥッボグトゥッボク祭り、ソウル国際庭園博覧会、漢江フェスティバル-春、ソウル子ども庭園フェスティバルが都心各地で同時多発的に繰り広げられる。
詳細な日程と場所は、ソウル文化ポータル、祭りプラットフォーム「Fun Seoul」、各機関のホームページとオンライン広報チャンネルで確認できる。
キム・テヒソウル市文化本部長は「高いガソリン価格などで遠くへ旅行に行くのが負担な今、ソウル各地の文化コンテンツだけでも十分に豊かな連休を過ごせる」とし、「今回の連休は家族とともに『Fun Seoul』で特別な思い出をたくさん作ってほしい」と話した。